JASEN氏によるクリニックレポート-3-

【JASEN氏によるクリニックレポート-3-】

 

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バスケットボール男子日本代表によるFIBAワールドカップアジア予選兼アジア選手権で
8位に終わった日本代表。先月、セルビアで開催された欧州バスケットボール選手権で
は、下記のような最終結果となった。


優勝:FRANCE(フランス)
準優勝:Lithuania(リトアニア)
3位:Spain(スペイン)
4位:Croatia(クロアチア)
5位:Slovenia(スロベニア)
6位:Ukraine(ウクライナ)
7位:Serbia(セルビア)
8位:Italy(イアリア)

※7位のSerbiaまでが2015年8月30日からMADRIDで開催される世界選手権への出場権利を
得ました。

 

そんな中でも、僅か320万人あまりの人口規模で、決して大国ではないが世界のバスケット
界で抜群の戦績を挙げている国がLithuaniaです。

過去には、NBAでも活躍をしたアルビダス・サボニスなども輩出し、育成でも大きな結果を
残しています。Lithuaniaのバスケットを支えているのが、私営・公営を問わない、各地の
バスケットボールスクールです。前述のサボニス選手についても、7歳から18歳までを対象
とした一貫指導プログラムを持つバスケットスクールを運営し、卒業生からは米国NCAAや、
各国の強豪リーグの選手を輩出しています。


昨今、中学・高校におけるスポーツ指導で様々な問題が混在する中、日本でもバスケットボール環境
を整え、より高いレベルで競技の指導を受けられる場所として中学生以下世代を対象とする
バスケットボールスクール/クラブチームが各地で産声を挙げています。


今回、2013年8月末に埼玉県越谷市で開催されたJASEN氏のクリニックについて、越谷市以外
でも、九州、大阪、四国でもクリニックが開催されました。その中の一つである、Tornadoes
Academy 北九州での開催について、主催者である『小森』さんの感想と共に下記に記します。

従来のミニバスケットボールクラブ、及び、中学校のバスケットボール部では指導しきれない
「個人スキル」について、若い世代がスキルを伸ばす環境作りをお考えの方は、是非、生の声
をご覧ください。


また、次年度以降も、JASEN氏について来日ツアーについては検討/調整中との事です。JASEN氏
のクリニック開催や、参加について興味がある方がおりましたら予め、下記連絡先にお問い合わ
せ下さい。

 


弊社内担当:片岡
kataoka@upset-emg.com

 

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Juzan Orange Raise 代表  小森隆史 氏

 

◇福岡県北九州市で運営されているスクールについて


2011年7月にJuzan Orange Raiseを設立しました。設立以前には、別のミニバスケットクラブに娘を所
属させています。保護者として、競技経験者としてお手伝いをしていましたが、正直、様々な理由によ
り、続ける事に抵抗を感じ、辞めさせました。

娘からバスケット仲間を一気に奪ってしまった罪悪感もあり、全くのオリジナルでやりたかった事もあ
り、また、自身の母校を活動拠点としたかった為、現在の活動拠点での活動になります。

理念としては「最強個の集団」を目指します。和を重んじる事は既に我々のDNAに代々受け継がれている
と考えているので、わざわざそこを問うよりは、育成年代では思いっきり個性を伸ばしてやる事が必要だ
と思っています。それによって、責任感と自立心が芽生えると思うのです。

例えば、1on1で重視しているのは、目の前の敵に立ち向かって行く勇気!ディフェンスではまずマークマ
ンをしっかり抑える事で自分に敗けない強い気持ち!です。選手にも常々伝えていますが、一人一人がレ
ベルアップすればチーム力は自ずと高まると信じます。

今後は、バリバリのエリートコースとお楽しみコースと言った幅の広いAcademyとしての受け入れ態勢、同
じような考え方を持つ大人たちへのヒントになるようなスクールにしていきたいです。

地元では、おそらく他にはない、個人workout道場の重要性も知ってもらいたいですし、小さなコミニティで
すが、少しでもバスケットとというフレーズが街の人たちにも浸透していけるような、そんな活動が出来た
ら最高です。

 

 

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◇クリニック開催の経緯について

JASEN氏の来日を手掛けたNippon Tornadoes事務局(DREAM7.LLC内)が展開しているCOACH TORNADORES(米国
へのコーチ研修会)などへの参加も画策していますが、なかなか日程などで折り合いが付きません。選手にも
海外のバスケットを経験させたいと思っていたタイミングで、JASEN氏の来日が決まりました。

本場アメリカの指導体験だけではなく、大きく捉えて、国際交流という意味合いも込めて、開催までの段取りを
進めました。

 

 


◇実際にクリニックを開催しての印象について

各地のレポートやブログにもあるようし、選手たちは本当に集中して、一心不乱に様々なドリルにチャレンジして
いました。「楽しかった」と口を揃えて言っています。ここが一番肝になるところだと思っています。

競技歴が長い選手でも、JASEN氏のドリルは初めての体験になる事が多く新鮮な刺激を頂きました。バスケットボール
は反復練習がとても重要な競技ですが、特に幼い選手はすぐに飽きてしまうので、色々な手法でアプローチする事の大
切さが身に染みました。私としては、選手の自由な発想、想像力、想像力を大事にしたいので、あまり声を掛け過ぎな
いJASEN氏の指導、いい意味でのほったらかし感に勝手に共感しています。

練習ドリルはどれも印象深いですが、シュートドリルの際にシュートハンドの肘と同じ方の膝をチョンとタッチして放つ
打ち方が印象深いです。

私自身も、現在も競技を続けているので、私にとってのかなり効果が得られていいます。驚くほど真っ直ぐにボールが飛
んでいきます。

 

今後も、よりよい環境作りや、従来のバスケットボールクラブとは別の、新しい選択肢を提供できる環境を構築します。

 

http://ameblo.jp/raiseahoop/

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JASEN氏のトレーニングドリルを練習している様子の動画


 

 

<参考1>

2014年 FIBAワールドカップ 出場国

開催国 スペイン
五輪優勝国 アメリカ

アジア

イラン
フィリピン
韓国

アフリカ

アンゴラ
エジプト
セネガル

アメリカ大陸

メキシコ
プエルト・リコ
アルゼンチン
ドミニカ共和国

ヨーロッパ

リトアニア
フランス
クロアチア
スロベニア
ウクライナ
セルビア

オセアニア

オーストラリア
ニュージーランド

及び、FIBA推薦のワイルドカード4枠

 

<参考2>

バスケットボール男子代表のアジア選手権での近年の成績

1995年 3位
1997年 2位(世界選手権出場)
1999年 5位
2001年 6位
2003年 6位
2005年 5位
2007年 7位
2009年 10位
2011年 7位
2013年 9位

 


<参考文献>


世界のバスケットボール 
 http://world-basketball.bb-5.info/

ぶんきち日記「世界のバスケットボール」 
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/umekichihouse/article/110

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