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米軍横田基地 トライアウト開催レポート

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【米軍横田基地トライアウト開催レポート】

 

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2014年6月8日、東京都福生市米軍横田基地内の体育館にてWSBA主催のトライアウト
が開催されました。神奈川県、東京都、埼玉県と近隣地域を中心に12歳~19歳の
選手が集い、また、主催者であり、2020年東京五輪での日本代表入りとNBAチーム
入団をを目標に奮闘するMark Buron Jrら、米軍基地内の同世代の選手が参加。
総勢で選手15名近く、運営スタッフ、父兄や観戦者を含め、30人近いメンバーが集
いました。


冒頭、掛川氏より、米国への短期・中期のホームステイ、留学を考える選手に対して
バスケットボールスキル、人間的な資質を見極める為のトラオイアウトであるという
趣旨が伝えられました。本プロジェクトのトレーナーであるBijai Jones氏によるウ
ォーミングアップとトレーニング指導がなされ、Mark Burton氏による挨拶、バスケット
ボールの実技へと移ります。


Mark Burton氏の生い立ちなどは拙記事にてありますが、高校進学後のエピソードが
語られます。

この日のトライアウト参加者と同じ世代の話である。高校進学後、チームに入団する
為のトライアウトに落第。冬の試験での合格を決意し、猛練習に明け暮れる。コーチ
もトレーナーもいなく一人での挑戦であった。一心不乱にバスケットに打ち込むが、
冬の試験にも落第。それでも、彼を評価してくれたチームのメンバーの推薦により
チームへの入団を認められる。

血の滲み様な努力が報われた瞬間。心の底から湧きあがる喜びが訪れた。その後
も、紆余曲折がありながらも大学でもプレイするチャンスを得た。

そのような経験もあり、一生懸命に夢に向かって奮闘する若者のサポートをする事
を自分のミッションだと感じている事、もし、バスケットボールで叶えたい夢が
あるならば、それをサポートしたいと思っている旨が熱い口調で語られると、参
加選手の目つきや、その場の空気感も熱が帯びました。

具体的には、2014年7月以降にMark氏がユタへと異動となる為、ユタ周辺で開催される
バスケットボールキャンプに参加する際のホームステイや、米国の高校・大学へ留学
する為に住居の部分やコネクションの部分でのサポートがWSBAが提供できるプログラム
になります。

 

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■実技トライアウトへ


シュート、ハンドリング、パス、ディフェンス、ゲームと各項目ごとドリルが実施
され、それぞれの項目でスタッフにより採点がなされます。また、バスケットボール
セッションでは、弊社片岡が通訳を担当しました。

シュートのドリルではボールミートの際の足の使い方(ボールミートの種類)、パス
を出すタイミングまで細かく指導。日本人選手の中にも、14歳という年齢ながら、長身
でシュートタッチに優れた選手もおり「あのサイズと技術で14歳か、、」とMarkも
驚きを隠せない様子でした。過去、MarkのコーディネートでNCAAのコーチが来日し、
日本人選手を対象にクリニックを行った経緯もあります。NCAAのコーチの来日動機には
Markの情熱に感化された事も有りますが、世界的にはバスケットボールの世界では
無名な国だからこそ、他のスカウトが目を付けないような逸材が眠っているのでは
という来日動機もあるようです。こちらも拙記事に記載がありますが、その事を
思い出しました。U15のアジア大会でもアジアで上位の戦績を残し、世界選手権の
への出場も決めています。差が出てくるのは、16歳以降、18歳以降とも言われますが、
15歳以下の選手の日々の指導されている、おそらく、ほとんど多くの方が、ボラン
ティアに近い形(中学校の顧問を含む)で指導されている方々の熱意を感じる瞬間
でした。


ところが、米国式の練習を重ねている基地内の選手との差が出てくるのはここからです。
等間隔に置かれたコーンを使ってレッグスルーやバックビハインドをハイスピードで
行うドリルでは、非常に高いレベルで行うデモンストレーションの基地内選手に比べ、
日本人選手では慣れの無さよりミスが目立ち始めます。youtube等でコーンを活用した
ドリルは数多く公開されており、ご存知のコーチも多いと思いますが、まだまだ日本
ではドリブル、ハンドリングの練習量の不足を感じました。
(具体的に、このドリルがゲームでどのように生きていくのかは日本人選手対基地内の
選手でのゲームで如実に表れてきます。後述)

 

次々とドリルが消化され、最後にピックアップゲームが実施されました。日本人
選手の走力や、シュート力、基礎技術を生かして見事なゴールが生まれる瞬間
には見学にいらしていた米国軍人からも歓声が上がりましたが、ハーフコートで
仕掛ける力が圧倒的に不足していました。

また、トライアウトの中でのゲームという文化への不慣れさもあるのでしょう。
自らを表現するべき場であるのですが、なかなか自分から仕掛ける選手が少ない
という状況が続きました。

 

※この部分については、海外リーグなどへの挑戦が豊富な稲垣敦選手がブログで記述。


稲垣敦さん「小さな巨人」より引用

レベルの差

若い選手を対象としたNIKEのアジアキャンプにスタッフとして
参加した際のレポート


レベルの差 -1-
http://ameblo.jp/ina13/entry-11556215688.html
レベルの差 -2-
http://ameblo.jp/ina13/entry-11556879192.html#main


 

キャンプを通じて感じたのは単純にレベルの差。
中国人のメンタルの強さと各国の子たちのフィジカルの強さ、技術は思っていたより
全然高く、正直断トツで日本のレベルが低かった。。。。


初日はみんなの実力をみて均等にチーム分けをするためにゲーム。
自分の実力を証明するために全くパスを出さない中国人をみてやっぱり(笑)とは思い
ましたが、自分勝手な反面しっかりフィニッシュまで持っていけるシーンがほとんど。
チームとして機能はしないけど、個人としての実力はみんなどんどん証明していきま
した。


他の国の子もフィジカルがとても強く基礎技術も高い、自分勝手なプレーは中国人ほ
ど多くはないけど、それでも彼らの十分なアピール、レベルの高いパフォーマンスは
見れました。


しかし日本の子たちはパスをしない他国の選手達に困惑、どうやって海外の選手とプ
レーするというコミュニケーションも取れず、自分を出せないままという状態でした。


そこで気持ちの弱さが見えてしまっただけでなく、自分1人で状況を打開するという
個人技術の低さが見えました。もちろん彼らも日本のトップの高校生で上手さもあり
通用する部分もあったけど、他国に比べてしまったら、ちょっと運動神経のいい選手
という印象が強かったです。

個人技術、基礎、フィジカル、どれをとっても初日で既にレベルの差を感じるしかあ
りませんでした。


昼食時に
「あいつらパスしねぇよな」「あれじゃ何も出来ねぇじゃん」
という不満も出ていましたが、ちょっと僕がイラっとしてしまったので、どうやってこ
ういう状況でプレーするべきかをアドバイスも含めて少し注意しました。

自分をアピールするのは当たり前で、それで結果を残しているのなら何より。パスが来
ないのは認められてないから、少ないパスが来たときに結果を出せてないから。プロの
キャンプやトライアウトではパスなんて本当に来ない。

アジア各国だけでなく、NBAのコーチ、スカウトが来てるキャンプ、自分の実力が圧倒的
だと証明すれば2年後にNBAでプレーすることも可能。Division 1の大学に行くことも出来
る。そういった環境にいることをわかっていなかったし、他国の子たちに比べてそういった
覚悟が足りないな、というのも感じました。

 

・・・・・・・・

 

■もっと積極的に仕掛けよう!

途中、コーチから日本人選手を集めて、トライアウトである旨、積極的にオフェンスもディフェンスも
勇気をもって仕掛ける事の重要性を諭され、続くゲームでは積極的にトライする姿が見られました。
随所に素晴らしいスキルを駆使したプレイも見られましたが、厳しい見方をすれば、次は気持ちに技術が
追いついてきません。日頃、自分よりも大きくて強い選手を相手に積極的に仕掛ける習慣が乏しい
事も影響してか、ミスが続いてしまいます(もちろん、この場では、それは奨励すべきミスであるのですが)。

チームとしての活動以外に、世代を超えた対戦機会、時に、強引すぎるほどに自ら仕掛けて得点をする
スキルの重要性を痛感させられました。日本人選手とは対象的に、前述のMark Jrを中心にバリエーション
豊富なスキルからゴールへアタックするプレイが光りました。コーンを使ったドリブルドリルと同じような
シチュエーションで仕掛けてディフェンスを置き去りにするケースも数多く見られました。


ですが、そこは若い選手。自らの成長に対して貪欲です。予定の試合時間のゲーム本数が終わっても、選手の
興奮は冷めやりません。1本、また1本とゲームが終わっても、「まだやりたいか?」というコーチの声に、全
員がYESと頷き、体育館使用時間が許すまでピックアップゲームが開催されました。

普段、なかなか経験する事のないスタイルのバスケットボールから、多くの事を学んでくれたことを強く
願います。

 

   

 

■面談へ

 

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体育館での実技終了後、基地内のフードコートに移動し、ピザやタコベル(日本人にもファンが多い
ファーストフード。日本では本格的に事業展開していない)で食事をとりながら、順番に今後のバスケット
キャリアや人生の夢・目標についての面談が行われました。

日本人、アジア人の可能性を証明する為にNBAを目指し、毎朝5時30からトレーニングをし、学校の部活動
以外にも社会人に混ざってバスケットボールスキルを磨いている、某県ジュニアオールスターの選手や、
コーチである父親にバスケットボールを教わり、親子鷹で奮闘する選手。ストリートバスケットボールで
活躍する兄弟を持ち、参加者の中でも一番のハッスルプレイヤーを見せた選手など、それぞれの選手の
夢や希望を伺い、具体的にホームステイなどでの渡米の可否について、一人一人、慎重にコミュニケーション
が取られました。未来に向かって真っすぐや夢や野心を持ち、それに向けて、最大限の努力を積み重ねている
選手のすがたには胸を打たれるケースも多く、スタッフの一人として、胸が熱くなる想いを何度も感じました。

WSBAのプログラムが、彼らの夢のサポートをする選択肢の一つになれるよう、弊社の立場からも最大限、
智恵を振り絞り、新しい道筋を作れれば幸いです。


■コーチを対象に


今回のトライアウト開催に伴い、数多くのコーチより見学希望のご連絡を頂きました。基地への入場の
調整や、様々な状況により、参加選手の保護者、引率者以外はお断りさせて頂きました。ですが、6月末に
ユタへ異動するMark氏との、日本にいる間の接点を作る為の企画として、6/21(土)にコーチを対象と
したセミナーを開催します。

 

詳しい詳細は下記をご参照下さい。

 

マーク・バートン バスケットボールセミナー

 

World Star Basketball Academy主宰のマーク・バートンがコーチングや今後のWSBAの展開、
アスリートサポートについて、バスケットボールセミナーを開催します!

 

マーク・バートン
→紹介記事:GoldStanderdLabo
http://goldstandardlabo.com/2014/05/29/mark-burton/
http://goldstandardlabo.com/2014/06/02/mark-burton2/

 


トライアウトでは選手対象でしたが、見学やマークに会いたいとのお声を沢山頂き、
渡米前に緊急企画として開催致します。

 

対象:バスケットボール関係者全般

・コーチ、オーナー様
・選手を持つ保護者様
・プレス関係者様
・アイテム販売関係者様
・選手
・プロバスケ関係者
・トレーナー                             

 

【詳細】

■日程:6月21日(土)
■時間:13:00~14:30(集合12:30厳守)
■場所:米軍横田基地図書館内会議室
(集合場所に集まって頂いた上、移動となります。)

■集合場所:横田基地第二ゲート ビジターセンター前

※入場には一括申請が必要となる為、恐れ入りますが時間厳守となります。

 ■参加費:2500円(事前振込)

※お申込み頂いた後にご案内致します。
※入場できる人数に限りがございますので、予めお振込み頂いた方より予約
完了とさせて頂きます。


■定員:限定20名様
■入場の際の必要品
・有効期限内のパスポート
・住基ネットカード(写真付き)
・運転免許証
(本籍確認の為、登録更新時に設定したパスワード必須)

※上記いずれか一つが必要です。

 


都内より遠方となりますが、普段ご入場頂けない横田基地を敢えて会場とさせて頂きました。
様々な規制があり、ご面倒をお掛け致しますが、バスケット関係者様であればリトルアメリカ
ともいえる基地内の空気をお楽しみ頂けることと存じます。

 
アメリカと日本の架橋となるべく活動しているマーク・バートン、World Star BB Academy。
この機会に繋がって下さい。


申し込みはこちらより。
http://wsbacademy.wix.com/official#!seminar/c1vji


また、同日、敷地内の体育館にてエキシビジョンマッチが開催されます。


2014年6月21日(土)
横田基地内体育館

16時 体育館開場
17時 トスアップ

横田基地チーム対宮城クラブ


※宮城クラブ

埼玉県クラブ連盟所属。
2012年 埼玉県クラブ選手権準優勝、関東クラブ選手権出場、EIGHTLEAGUE優勝
2013年 埼玉県クラブ選手権4位
2014年 8月末 関東クラブ選抜大会出場(予定)

ディフェンス力とチームワークを生かしたフルコートディフェンスを武器として、
埼玉県クラブ選手権、関東クラブ選手権での優勝。全国クラブ選手権での上位
進出を目標として活動しているチーム。チーム名の由来は、関東近郊に上京して
きた宮城県出身の選手を中心に結成された為。


いわゆる、日本式なバスケットを追求しようと活動されているクラブチームである
宮城クラブと横田基地チームとの対戦となります。日米のバスケットスタイルの
違いが分かる一戦となります。

 

 

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