Article
ブログ記事

セルビアのバスケットボールについて(講演の簡易レポート)

投稿日
更新日
カテゴリー
【セルビアについての講演会(その2)】
 
セルビア集合写真.jpg
 
バスケットボールの誕生日記念イベント内において、バスケットボールの強豪国である
セルビアバスケットについての講演会を開催。
 
セルビア大使館より、講師にネマニャ・グルビッチさん、通訳に小柳津さんにご協力を
頂きました。
 
 
まず、冒頭はセルビアという国の文化について。「セビリアの理髪師」という戯曲があ
り、良く間違えられるが、違うという事。日本と同様に四季があり、冬の寒さは日本よ
りも厳しい事。また、母国語であるセルビア語は30の文字があり、アルファベットはラ
テン文字とキリル文字が使われている事が紹介されました。
 
続いて、セルビアのバスケットボールの歴史について。1923年にWilliam Wielandとい
う赤十字から派遣された人物がセルビアにバスケットボールを伝えた伝道師であり、そ
こから全てがスタートしたようです。そこからの発展の歴史や、Vlade DivacやPeja 
Stojakovicなど日本でも有名なNBA選手や、セルビアバスケットボールのレジェンドと
呼ばれる選手、例えば、Radivoj Korac,Drazen Dalipagic,Dragan Kicanovic,Aleksandar
 Djordjevic,Dejan Bodirogaの経歴や活躍へと移ります。
 
そして、セルビアと言えば欧州のバスケシーンで活躍する名将を輩出している事も忘れて
はいけません。ユーゴスラビアのバスケットボールの父と呼ばれるAleksandar Nikolicの
存在や、彼の意思を継ぐ、Zeljko Obradovic,Dusan Ivkovicらの名将にも触れます。
 
※上記の方々は、欧州の偉大な選手ベスト50や、偉大な監督ベスト50、バスケットボール
殿堂に選出されている方々ばかりなので、是非、映像や経歴などを調べてみてください!
 
 
 
では、それらを踏まえ、何故、セルビアのバスケットボールが強いのか。誤解を恐れず
に言えば、グルビッチ氏の言葉を借りれば、究極的には理由は分からない。明確な答え
を伝えるのは難しいという言葉が語られました。勿論、ストリートバスケットボール
のコートが数多く存在している事や、各地域にユースチームが存在し、バスケットボール
を専門に学んできたコーチに多くの子供が教われる環境があります。日本の中で、育成
世代の環境整備に情熱を注いでいる人が描いている世界があるのかもしれません。
 
 
同時に、そのようなハードの部分は勿論ながら、世代を超えて、バスケットボールが強
いという事実が国民に自信と自覚を与えている事。それこそが、セルビアばバスケット
強豪国である要因であると力強く語られました。
 
 
’’We take pride in Bball’’
 
グルビッチ氏は、そのような言葉で表現します。バスケットボールの強豪国であったと
いう歴史が、人々の意識に植え付けられ、これからもバスケットボールの強豪国で
あらんと、選手は練習に励みます。
 
コーチは、これからも強豪国であり続けるために、知識の研鑽を続ける。そのよう
な素晴らしい循環が、当たり前のように存在するようです。勿論、スラブ系の民族
は高身長の方々が多いという民族的な背景も影響しているにせよ、セルビアがバス
ケット界の中で、強豪国として確固たる地位を築いている理由が垣間見えました。
 
 
そのような話を含め、当日の講義は多岐にわたり、とても、この場では語りつくせ
ません。参加者との質疑応答では「では、その自信は、意識的に教育されている
ものなのか?自然発生的に、育まれるものなのか?セルビアにおけるバスケット
のステータスは、メディアの扱いはどうなのか?」というセルビアのバスケット
文化、メディアと競技との関係など、非常に深い質問や回答も交されました。
 
 
 
約1時間の講義はあっという間に過ぎ、終了時には、講師と通訳の両名にセルビ
ア語で感謝の言葉Hvala (フヴァーラ)を伝え、閉会となりました。
 
 
さて、そんなセルビア代表のバスケットボールについて。世界選手権決勝戦の
動画など、FIBA公式アカウントでも公開されております。それ以外ではハイラ
イトなどもございます。是非、これを機に、映像でもセルビアのバスケット
ボールをお楽しみください。
 
 
 
写真 2014-12-17 15 44 21.jpg
 
 
 
 
to-top