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『プリストンスタイルオフェンス』の読書会について

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【プリンストンスタイルオフェンス 読書会】
 
以前の記事について、開催日時などの詳細が決定しましたのでお知らせします。
 
読書会への参加には『プリンストン スタイル オフェンス』(佐久本 智 (監修),  Derek Sheridan
(原著), 塚本 鋼平 (翻訳) )があると好ましいです。
 
参加予定の方は、是非、ご用意ください。
 
 
 
書籍紹介
 

プリンストンスタイルオフェンス

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書籍紹介
 
 
プリンストンスタイルオフェンス」は,プリンストン大学でコーチを
していたピート・キャリル氏(のちNBAサクラメント・キングスでコーチ
を歴任)が開発したオフェンスフォーメーションです。NBAでコーチに就
任したピート・キャリル氏は,このオフェンスで,サクラメント・キングス
を攻撃的バスケットへと変貌させ強さを発揮しました。
 
ほかにニュージャージー・ネッツ,ワシントン・ウィザーズ,ヒュースト
ン・ロケッツなどが攻撃パターンのひとつとして取り入れています。この
本は,そのプリンストンオフェンスを実際に高校生に指導して成功した
ディレーク・シェリダン氏が,のちに続く指導者のために,自らの理解と
工夫を公開したものです。
 
(書籍紹介より引用)

 

プリンストンスタイルオフェンス読書会について



1、形式

読書会形式

※既にこの書籍を読んでいるが、いまいち、内容を理解できていない人

今後、この本を読んでみたいという意欲のある人を特に対象とします。

 

2、日時

2014年1月14日(水)

19時 開門
19:30 読書会スタート
21:00 終了
 
終了後、有志で五嶋さんを囲んでの懇親会も有り(費用は実費。スケジュールの都合で懇親会
のみの参加となる場合も可能です)
 
 

3、会場

日本橋シェアオフィス MIXER会議室

http://mixer-office.com/

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〒103-0023 

東京都中央区 日本橋本町4丁目5−14 本町ビル5F



アクセス

JR 新日本橋駅 徒歩 3 分

JR 神田駅 徒歩 6 分

JR 秋葉原駅 徒歩 10 分

銀座線 三越前駅 徒歩 5 分

日比谷線 小伝馬町駅 徒歩 6 分

半蔵門線 三越前駅 徒歩 7 分





4、参加費

1500円

申し込みはこちらより

※講師に対し、事前の質問事項などもご記入ください!

5、主催/協力

UPSET
シェアオフィスMIXER
プリンストンオフェンスアカデミー
 
※シェアオフィスMIXER内にはバスケットボールに強い情熱を持つ
デザイナーがいる為、今回の企画に賛同して頂きました。具体的
には会場使用料などでご協力を頂き、参加者の方が参加しやすい
価格帯となっています。
 

 

6、ファシリテーター紹介

五嶋 博之

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略歴

1970/05/20
滋賀県大津市出身
 
兵庫県立西宮北高校理数科を中退後、大検試験を経て、北米へ留学。カナダ コキットラム
カレッジ(ESL)からPacific Lutheran Universityに入学し1997年に卒業し帰国。帰国後
、日本アイ・ビーエム(株)へ入社。
 
その後、大手居酒屋チェーン店への転職等を経験し、Global Web Sales Outsourcingを創業。
 
 
学生時代にバスケットボールを十分に学べなかった人、怪我の影響で思うようなプレーが出
来なくなった人や、バスケットボールIQを高めたい人、国内で競技環境を求める外国人選手
を中心に「プリンストンオフェンスアカデミー」を発足。名前の通り、自身の人生のテーマ
である「プリンストンオフェンス」を共に探究するクラブを運営している。
 
また、同FBグループ内では、NCAAのバスケットボール資料などを中心に翻訳をして資料とし
て提示。日本人選手へ、米国のバスケット理論を草の根から伝える作業も続けている。最近
は、ご縁のあった高校や、大学のコーチに対し、「プリンストンスタイルオフェンス」の読
解サポートを独自で展開。
 
自らを「オタク」と称し、同書籍を擦り切れるほど読み込む中で得た発見や経験を興味のあ
る人に伝えている。
 
FB内のコミニティはこちら
 
 
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五嶋氏のライフストーリー

Princeton Offencとの出会い
 
 
日本国内での少年時代、様々な葛藤や悩みを乗り越え、アメリカへと進路の舵を取った五嶋氏。
期待に胸を躍らせ、米国の大学バスケ部への入学を試みる。
 
NAIA DIV2(現在、NCAA DIV3)の大学バスケットボール部とはいえ、やはり、そこはバスケット
ボールの母国であるアメリカだった。チームの平均身長は190センチを超え、元NBA選手を父親に
持つ超人的な身体能力を持つ選手、後に、Gonzaga大学(ジョン・ストックトンも輩出した、NCAA
の強豪校)にトランスファー(移籍)するような210cmの走れるセンターに囲まれた。
 
トライアウトに何度も挑むも、結果は不合格。大学内のPick Up gameには毎日のように参加するもの
の、バスケ部でプレーするという夢は叶わなかった。いよいよ、卒業の時期が近づき、諦めきれずに
トライし続けた夢を、物理的な条件によって諦めざるを得ない状況が訪れた。1995年10月の事だった。
 
 
失意の中、米国で学業を続ける折り、五嶋氏に転機が訪れる。それは1996年3月14日のことだった。
ブラウン管の中で、五嶋氏は初めてPrinceton Tigersの試合を偶然にも観戦する。そもそもの観戦
目的は、対戦相手のUCLAだった。前年度のチャンピオンチームでもあり、大学界のスター選手を数
多く抱えていたからだ。
 
 
だが、五嶋氏の目は、お目当てのチームUCLAの対戦相手にすぎなかったPrinceton Tigersのバスケット
に奪われる事になる。試合結果は、43-41.Princeton Tigersの勝利だ。
 
前年度の優勝チームに対し、スポーツ奨学金を出さないPrincetonが勝利を収めてしまった。
この日の衝撃は、五嶋の心の奥底に強い影響を与える事となった。実際に、その衝撃が、行動への
衝動へと変わるのは、数十年後の事である。
 
 
Princeton Offenceの代名詞の一つでもある美しいバックドアーカットの妙、選手個々が瞬時に
状況判断を繰り返し、美しいバスケットボールを展開するPrincetonを堪能するようになる。画面越
しに流れてくる美しいプレーを観ては、歓声を上げ、興奮を覚える。ただただ、一人のファンとし
て、Princetonのバスケットボールを楽しんでいた。失意の中にいた五嶋にとっては、一種の清涼剤
のような存在にもなっていた。
 
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帰国、バスケットボール再開、新チーム設立へ
 
 
その後、米国で人類学部、文化人類学科専攻の学位を取得し、1997年2月に帰国。社業の傍ら、
アマチュアのクラブチームでバスケットボールにも励む。多くの社会人選手がそうであるように、
彼にも競技から離れる機会が訪れた。年齢は30歳。理由も明瞭。仕事が忙しくなったからだ。
 
以来、バスケットボールからも,観戦からも離れた日々を過ごす五嶋に、もう一つの転機が
訪れた。ひょんなタイミングでバスケットを再開した際、とあるアマチュアのクラブチームと
出会う。代表者が苦心をして運営しているチームではあったが、数多くの矛盾が存在し、
参加選手には多くの悩みがあり、問題を内包するバスケットボールチームだった。
 
大会のたび、普段練習に来ない、若くて、個人能力の高い選手が試合に出る。普段、練習に
参加している選手が、試合に出場できていない。
 
個人能力の高い選手が、下手な選手に対し、納得のいく説明もせず、ただ駄目出しを続ける。
試合になれば、パスがほとんど回らない。練習の際、同じ体育館に集まるものの、仲の良い
人間同士以外、お互いに顔見知りの間柄なのに、挨拶すらしない。それが、そのチームの常
であった。
 
 
 
そのような問題を抱える組織が崩壊するのは時間の問題であった。2012年の暮れ、内部で不満が
爆発し、チームは崩壊への道を進んだ。そのような経験の中、五嶋はアマチュアのバスケット
ボールチームの在り方に一つの明確な方向性を抱くようになる。
 
「練習に参加する人が成長でき、試合にも参加できるチーム」「戦略やチーム方針がハッキリして
いるチーム」「お互いが罵倒せず、良質なコミュニケーションのあるチーム」「せめて、挨拶がで
きるような「仲間」になりたい」
 
そして、それらを踏まえ、下手かもしれないが、勝つ事を目指すチームの設立へと動き出す。
そのような構想を持った際、米国留学中に目を奪われたPrinceton Offenseが頭に宿る。ここまでが
序章、ここからが物語が本格的に動き出す瞬間である。
 
 
書籍「プリンストンスタイルオフェンス」との格闘
 
 
五嶋氏が手に取ったのは、今回の読書会でのテーマ本でもある「プリンストン スタイルオフェンス」
である。海外の動画をyoutubeで漁る事と同時に、書籍を乱読する事が始まる。
 
 
ただ、どうしても、書籍の内容を理解できない。塚本氏の翻訳によって出版された本書籍は沢山の良
い情報が含まれているが、五嶋にとって、読み解くには非常に難解であった。
 
書物からだけの学習に限界を感じ、DVDの購入を含み、動画の収集をさらに徹底し、とにかく、それらを
何回も繰り返し視聴する。視覚からオフェンスを捉え、、オフェンスの解析、書籍との比較に情熱を傾け
た。特に、Georgetownや、UCLAと対戦した試合は、100回以上も繰り返しで視聴したという。
 
 
ある時、WEB上で「decision making tree」のチャートに出会う。これまでの思考錯誤、書籍との格闘、映
像の分析によって構築されてきた知識同士が有機的に繋がり、ネットワーク化され、五嶋氏なりに、Princeton
Offenseの全体像が把握できるようになり、一定の自身を得た。

 

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バスケットボール以外の格闘
 
 
 
同時に、チーム運営は苦戦の連続であった。戦略ベースのバスケがしたいといってスタートし
たものの、いざ、活動を始めれば、誰一人、プレーを覚えない。紙に書き、体系立てて知識を
蓄積する事を提案するも、そのように知識を得ようとする選手は皆無であった。
 
また、練習の途中、2人のメンバーが五嶋氏の指導に対して反感をし、帰宅した事もあった。
 
 
黎明期を象徴する上記の出来事に起因して、五嶋は、社会人のクラブチームの取り組みの中
で、現在のスタイルの限界を感じ取る。怒鳴ること、強制すること。改善させる事に、執着
することが、基本的に無理であることを悟ったのだ。そうではなく、逆に、プレイヤーが、
学びたくなる。 覚えたくなる。 もっとやりたくなる。そうするには先導側が、何を意識
すれば良いのか。そのような考え方にフォーカスするようになる。
 
Princeton Offenseの勉強と共に、組織論や、経営論、アスリートの特性を理解する為に、必
要と思う情報は全て読み、自分の中に蓄えていく。
 
また、同時期、自分自身を見つめる為にお寺へと通っていたのも役に立った。ほぼ毎週、2回
から3回ほど通う中で、ほぼ毎回、選手の反発に関して質問を繰り返していた。遅刻する、文
句言う、覚えない。それは何故か。チームの選手は口を開けば不満だらけで、気が狂いそう
になることもあったという。だが、お寺で、色々質問して行くうちに、一つづつ、自分の中
の執着心がとれて、短気を起こさなくなっていく。
 
それとともに、他人(文句を言ったり、切れたりするプレイヤー)の視点を見ようとする心
の余裕が出始め、徐々にチームの活動も円滑に進むようになる。バスケットボールの知識に
深みが増し、組織のリーダーとしての振る舞いにも、自分なりのスタイルを見出すように
なったのだ。
 
 
伝え、自らも学び続ける
 
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そのような時を経て、現在、五嶋氏が主催するPOAのWEB内の集まりには、国内のプロコーチ
を始め、中・高校の教員コーチ、クラブチームのコーチなど、数多く、バスケットに情熱を
注ぐ方々が集うようになった。
 
かつては一方通行だった情報伝達も、現在では、所属選手の中に毎回の練習での発見や気づ
きをノートに取り体系立てた知識としてまとめようとする者、POAで学んだ基本的な考え方
を、他の所属チームで活用し、成果を上げる人間が誕生してきた。
 
これには五嶋氏も深い手応えと共に、強い喜びを感じている。何よりも、自身が愛してやま
ないプリンストンオフェンスを学ぶ中で、チームメイトの、バスケットそのものへの理解が
深まり、競技する楽しさが倍増する事。これが、何よりも嬉しかった。
 
 
「プリンストンオフェンス最大の価値は、プレイヤーのバスケIQが高まり、どこに言っても、ど
のレベルのゲームに参加しても、Princetonを学んだ選手は、コート上で、仕事ができるよう
になることだと感じています。また、それを、選手から伝えられたときに、その価値を確信しました。」
 
 
 
さらなる探究
 
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現在、これまでの活動が評価され、五嶋氏は都内にある某大学女子バスケ部のコーチという形
で、大学生へのバスケットボール指導をスタートさせた。
 
また、同時に、日本国内でプリンストンオフェンスを標榜する大学などで競技をしてきた選手らに
インタビューやヒアリングをし、生の声の収集、そして、それの活用へと情熱を捧げている。TKbjリーグ
やNBL,NBDLなどのコーチにも取材のアポを取り、シーズンオフに話を伺う予定も経てている。さら
なる探究に余念がない。
 
 
また、あくまでも構想段階ではあるが、日本バスケ界の中にもコアなファンが多いNCAAのバスケット
について、特に、プリンストンオフェンスを採用している大学を中心的に調べあげ、プレーの解説や周
辺情報を整理をしようとも目論んでいる。意図としては、米国へのバスケ留学を夢見る次世代の選手
が、日本にいる間に、バスケットの戦術を理解し、少なくとも、下地があれば、五嶋氏自身は辿り着く
事が出来なかった夢の世界へ辿り着く可能性が高まるからだ。
 
 
 
「究極的には、日本でプリンストンオフェンスを学んだ選手が、米国へバスケ留学、特にプリンスト
ンオフェンスを志向している大学への挑戦を志した際、少しでも、知識や体験レベルでのギャップ
を少なく出来れば最高です。仮に、私が運営していたり、お手伝いさせて頂いているチームで、日
本にいながらにしてプリンストンオフェンスを深く学べる場になれば最高です」
 
 
 
また、自身も非常に苦心した「プリンストンスタイルオフェンスを解読しようと悪戦苦闘するコーチたち
に対し、自身の経験談を伝えるという形で、自分なりの読み解き方、解釈のプロセスを共有し、道筋
を与える読書セッションにも、要望を頂いた方に積極的に対応している。福井県でバスケットボール
の振興に尽力されている福井ケイジャーズの大西氏もその一人である。東京出張の合間を縫って。
五嶋氏とアポを取り、都内の喫茶店で、お互いにボロボロになった「プリンストンスタイルオフェンス」
をテーマに、意見交換や、自身が読み解く際に引っ掛かった部分、特に重視している部分を共有す
る事で、お互いに学びを得た。
 
五嶋氏は、プリンストンオフェンスというオフェンスに魅せられ、一つの美しいオフェンスの概念を探
究する中で、多くの人と繋がり、自身の経験を伝えている。そして、いつか、日米の懸け橋の一つ
になる事を夢見ながら、今日も、映像を観ては、思考錯誤を続けている。
 
 
 
今回の読書会も、幅広く、自身が愛してやまないプリンストンオフェンスの素晴らしさ、その魅力を、
一人でも多くの人と共有したいというピュアな想いから誕生した企画である。是非、一人でも多くの
方にご参加いただけると幸いです。

 

 

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(参考) 原著紹介



Basketball's Princeton-Style Offense:

 A Simplified Approach for High School Coaches

 

 

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Basketball's Princeton-Style Offense breaks down this popular play system with

 more than 190 easy-to-use diagrams. An ideal guide for the coach who wants to

learn how to run the offense or for the coaching looking to defend against it,

this book divides it into four different  phases and demonstrates how the phases

 flow into each other witha variety of options designed to fit any coach's needs.

 

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