「考えるバスケット」クリニックレポート3 (神奈川県足柄上郡開成町)

「考えるバスケット」
中川直之氏によるクリニックレポート3
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2014年12月中旬、神奈川県足柄上郡開成町にて、ジュニアクラブチームの
Rising-Kの選手を対象に「考えるバスケット」中川直之氏のクリニックが
開催しました。
今回、弊社及び小田原地区のバスケットボールの発展を強く願うRising-K様との
共同開催と言う形式となり、近隣のコーチの方も多数ご参加頂きました。
Rising-K様の過去の活動レポートはこちらを参照
中学生世代の選手へ伝えたい事
この日のテーマは、「考えるバスケット」の視点から見た、駆け引き、連携の作り方、
コンビネーションの土台となる選手間の意思疎通へのアプローチ、ファーストブレイク、
及び、チーム全体で協力し合って良いシュートチャンスを創り出すためのオリジナル
ドリル(4対3)などを実施。
Rising-Kの草柳コーチは、「考えるバスケット」のクリニック受講後の効果として、
選手の一人一人が個々の長所生かそうと考えてプレーするようになったという変化を
感想として述べられておりました。
具体的には、パスに対する考え方が変わったようです。中川氏も提唱している考え方
ですが、「パスの中にメッセージ性を込める」事で、パスを出した味方へ次のプレー
の選択が出来るパスを工夫して出すようになり、、パスの奥深さを実感したとの事です。
「味方へのパスコースが色々あるので、連携(声)しながらこっちに動け!!
あっちに行け!!ここに来い!!など連携の具体的な指示も出て来たと思います。
ゲーム中や、練習のドリル中でも視点をフォーカスを敢えて作り出してるなって思う事も度々
見受けられます。
4対3のドリルではノールックパスを試みたり、スクリーンで邪魔してみたりなど、今までに
なかった発想やアイデアが自然と行うようになりました。失敗も沢山ありますがそこは成長の
過程ですので、こちらも選手の意図を感じて黙って見守ってます。
良いプレーの時は「おしい!!」って勝手に盛り上がってます(笑)
実にシンプルなドリルですが色んな発想や、イメージが膨らみとても面白いと思います。
うちでは、4対3のドリルに3回連続シュートを決められたらディフェンスの罰ゲームをやる
などでアイデアを加えました。
なので、ディフェンスも必死にどうしたら、4対3を守れるか駆け引きをするようになった
り、味方のシュート率を考えてワザとシュート打たせてみたりなど、ズル賢さも覚えてきたと
思います。4対3ドリルはチームの好きな練習の1つとなりました。」
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また、クリニック時の説明を、言葉を発するだけには終わらせずに、体育館の壁面に模造紙を
貼り、情報を言語化、視覚化して、一つ一つ丁寧に説明をスタイルも、内容もさることなが
ら、説明の手法としても腑に落ちる事が多く、とても勉強になったという感想も頂きました。
「考えるバスケット」の理念には、「バスケットマンを勇気づける」という考えがありますが、
今回、未来のある子供たちへ対し、勇気をもって、考えを拡げ、自身を持ってほしいという
中川氏の強いメッセージが伝わってくるクリニックとなりました。
Rising-Kのように、育成世代のチームに対してのクリニックなども受け付けております。ボール
ハンドリングなどを学ぶクリニックと同様、仲間との連携の作り方や、限られた資源を活用して
いかに成果を掴むかと言うテーマや、ゲームコントロールの考え方まで、幅広いテーマについて
対応可能です。
是非、各世代のバスケットボールチームの活動に新しい視点と考え方を体感してみて下さい。
担当:片岡
kataoka@upset-emg.com
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