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ERUTLUC BASKETBALL CLINIC レポート(2016年5月22日)

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【ERUTLUC BASKETBALL CLINIC レポート】
弊社、告知・開催協力のクリニックについてのレポートです。
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2016年5月22日(日)、東京学芸大学にて、Basketball “En” Collegeの主催により
ERUTLUC BASKETBALL CLINICが開催された。
本企画は、小野元さん(ONE Basketball Academy代表)によるシュートクリニック、
BEC Spring Camp 2016 に続いて3回目の活動となる。Spring Campの際にも、
BECの理念に賛同し、指導員を派遣してくださった経緯もあり、講師はERUTLUC
代表である鈴木良和氏。主に学生主体で日々の活動を行っている体育会の選手が
対象とされた。
「学生コーチ・プレイヤーに伝えたい、成果につながる練習・戦術の組み立て方」
をテーマに、学生と参加者(体育会以外の、大学生の中学校外部指導員、他大学の
コーチ、プロコーチ、社会人チームのコーチなど)のグループディスカッションや、映像
を活用した講義、実際にコート上でのクリニックなどが行われました。
本記事では、ERUTLUC鈴木代表の講義内容から印象的なキーワードを抽出し、当日
の様子の一部をお伝えします。
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■事業理念と事業計画(なぜ、今の事業をしているか)
バスケットボールの出張指導、書籍の出版、欧州を中心とした海外へのコーチツアー、著名な
コーチを招いてのクリニック活動など、選手の育成と、指導者の育成(サポート)などを、3つの
ミッション(①より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する ②チームス
ポーツだからこそできることで教育に貢献する ③世界で最もビジョナリーなコーチチームを作
る)に基づいて様々な事業を手掛けるERUTLUCの現在の活動と共に、鈴木代表が千葉大学
大学院生時代に、なぜ、その活動をスタートしたのか、そして現在の事業規模などが自己紹介
として語られた。
■国公立、および、3~4部リーグ体育会の意義
自身の経験談の中で、大学3、4部リーグの大学生選手が部活動に励む意義や、鈴木代表自身
が学生時代に部活動を通じて得たポジティブな事柄について紹介。また、鈴木代表の大学の後
輩であり、現在はプロコーチとして活動する方の例にも触れた。参加した学生は、それぞれにモ
チベーションや、体育会で部活動を続けている動機があるはずであるが、一般参加者と学生選手
とで、サークル活動ではなく、部活動として競技を続けた理由、モチベーションの源泉などについ
て話し合う様子も見られた。
■基準作りについて
刻一刻と状況が移り変わる、混沌(カオス)な競技がゆえに、何となく感覚的に捉えられがちなバ
スケットボールについて、試合時間40分である事に始まり、各チームが全てのポゼッションを15秒
で行ったとしての攻撃回数や、全てのポゼッションを10秒で行った際の攻撃回数の違いなどを対
話形式で紹介。その上で、参加大学各チームの問題について、分析、管理、解決策の仮説立案
などをし、「勝利へ貢献する」項目が何であるか、問題解決が成功した際の具体的な成果、また、
NCAA(米国大学バスケ)で有名な3つの考え方※についての説明もなされた。
※本記事では紹介を控えます。BEC活動や、その他の指導者講演会などで。
■分析、管理、統合について
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上記の分析を軸に、練習時間は有限な中で、チームとしての優先順位を決めて取り組んでいく考え
方の一例を紹介。特に、「新しいことを始めるには、これまで取り組んでいた何かを犠牲にしなければ
ならない」という前提のもと(筆者注:ディフェンスの練習を増やそうと思った時、これまでシュート練習
に費やしていた練習時間を削る事も必要となってくる)で、両社を両立させる「統合」の考え方を紹介。
最も参加者が多かった東京学芸大学の下級生チーム(新人戦に挑むチーム)の課題であった「ターン
オーバーの数」と「ディフェンスリバウンドの奪取率」について、それぞれに対して鈴木代表から、基本
的な考え方や、判断基準、具体的なドリルについて紹介されたのち、それらを同時に取り組めるような
ドリルも紹介された。
各チームによって課題や優先順位は様々であるが、コーチ、または学生同士主体で進めるチームには
、ぜひ、練習時間が有限な中で最大限の成果を出すため、この「統合」の考え方が強調された。
■練習の組み立て、また、チームエンジニアリングについて
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実際のドリルの後には、日々の練習を組み立てる中で、①脳への負荷、②スタミナの負荷、③脚力の
負荷など、それぞれの練習メニューを種別ごとに分類したうえで、脳科学の研究成果に基づいて、最も
効果的に、最大限の効果を得られる練習が実現できるかの基礎理論が紹介された。ここでは、詳しい
順番の説明は避けるが、鈴木代表がこの項目で紹介をしたのが、練習の最後にポジティブな気持ちで
終えることが出来るようにする、というコーチ側の工夫であった。
チームへの帰属意識や、仲間意識、仲間と共に練習に励むことの喜びを感じれるように配慮をすること
で、次の練習に対しても前向きな気持ちで挑めると同時に、バスケットボール以外の時間を生産的に、
有意義に過ごせるようになる効果も語られた。
また、チーム内での役割や責任について「チームエンジニアリング」についても項目が紹介された。
「責任」という項目では、ご自身の学生時代の先輩のエピソードを紹介。
▼責任についてのエピソード
中学校時代から活躍をしていた先輩が全国的に有名な超強豪高校へ進学。全国大会でも上位に進出
をする超強豪校でも勝利の原動力、得点王として活躍していた先輩が、誰よりも早く体育館に行き、誰
よりもチーム練習に励み、そして練習後も最後までシューティングをしている噂を耳にした。
チームの得点王であり、エースの選手が、そこまで練習に励める理由を知りたく、先輩に会った際に質
問をし、回答を聞いた際、先輩の行動が責任感に裏付けれていたことを知る。
「チームの中で一番、自分がシュートを打つ機会が多い。つまり、自分のシュートでチームの勝敗を
作用する。ならば、自分には責任があるので、チームの誰よりも練習に励まなければならない」
この先輩のエピソードは、鈴木代表にとっても、チームの中での役割を自覚し、そして、それに伴う責任
を全うしようと全力で取り組む姿は印象深いようだ。勿論、この先輩が人一倍に責任感が強い選手であ
ることも考えられるが、そのように自主的に責任感を感じれるチームには、きっと素晴らしい風土があった
はずである。
特に、学生主体のチームは、顧問の先生が主導で進めていく高校生とは違い、お互いの立場の理解と尊
重、そして責任感がチーム運営には欠かせない。「責任」の一例として紹介されたエピソードではあったが
、参加者に強烈なインパクトを残したと感じる。
(※この先輩は、その後もバスケット界では非常に著名で、現在もプロチームのコーチなどを務めている)
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上記は、あくまでも当日のトピックスの一部分に過ぎず、また、実際には参加者同士の会話、鈴木代表と学
生の質疑応答、実際のドリルを通じての体感など、様々な角度からバスケットボールについて新しい視点を
学生選手に提供した取り組みとなった。
ERUTLUC鈴木代表コメント
「学生バスケットボールの発展に貢献したいと一生懸命に取り組むBECさんや、競技に励む学生選手の
気持ちに応えたいと思ったのが協力をしている理由。千葉大学バスケ部で過ごした自身の姿も投影し、頑
張っている若い選手に、自分だったり、ERUTLUCの熱を伝えたい。過去にも、大学生の体育会に所属す
る選手が「バスケの家庭教師」の講師として働いてもらったケースもあった。指導にも意欲のある選手が
いれば、そういう素敵な出会いにも期待したいです」
BEC代表 後藤さんコメント
「今回、鈴木さんにクリニックの講師を務めて頂いたことは一つの大きな成果だと思っています。そもそも、
一般の大学生が鈴木さんのような方にこのようなクリニックを開いてもらえる機会はなかなかありません。
今回の開催は私たちの活動において一つのターニングポイントになると思います。これからまた継続して
この世な機会を作っていく中で、ERUTLUCさんをはじめとする大人のプロの方の熱量が浸透していき、
少しでも学生が競技バスケに取り組む意識や喜び、楽しみを高められたらなと思います。」
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Basketball “En” College
<参考>
BEC Spring Camp 2016
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