Tamagawa Training Camp 2017 supported by UPSET BULLSフットボールクラブ 木下慎二郎選手

【Tamagawa Training Camp 2017 supported by UPSET】

Tamagawa Training Camp 2017 supported by UPSET BULLSフットボールクラブ 木下 慎二郎選手 オフシーズンを過ごすプロ選手へ良質なトレーニング環境の提供を目的とするTamagawa Training Camp 2017 supported by UPSET。5年目を迎えた今回は、アメリカンフットボールX.LEAGUEより、BULLSフットボールクラブの選手も参加した事も特徴となった。 元々は、Tamagawa Training Camp 2017 supported by UPSETの主催者である井上涼上馬氏(株式会社PHISOFLEX 代表取締役)が、参加選手に対して、さらなる価値提供の充実を考えている際に発案。様々な関係やの理解や協力を得て実現した。

◇「アメフト選手のパフォーマンスには、最新のスポーツ科学が詰まっている」

井上氏自身、かつて、尊敬する先輩トレーナーより「スポーツ科学が最も進んでいる競技の1つがアメリカンフットボール。最新の科学がアメフト選手の身体やパフォーマンスの中に詰まっている」と伺った経験があるという。その後、様々な競技現場での指導や観戦、勉強を続ける中で、アメフト選手のパワーや俊敏性に感嘆。「アメフト選手のパワーや俊敏性をバスケット選手にも体感して欲しい」という想いを強くする。 本人も、Tokyo Raidersにてフラッグフットボールに励むなど、アメリカンフットボール関係者にも知人が多かった。弊社がBULLSフットボールクラブのパートナー企業として公式戦で使用するユニフォームや各種ウェアを制作している事などもあり、同チームのヘッドトレーナーである戸田真司氏に企画の趣旨などを説明。快く賛同して下さり、初日、2日目と、それぞれにBULLSフットボールクラブの選手も参加する格好となった。

◇BULLSフットボールクラブより木下慎二郎選手が参加

2日目に参加した木下 慎二郎選手も、その1人。プロバスケットボール選手と共にトレーニングが出来る機会がある事をチームトレーナーの戸田氏より伺うと「いつもとは違う良い刺激を受けることができると思い」参加を決める。一般社団法人スポーツおきなわの指導により、コートを使ってのアジリティーのトレーニングや、コンタクトトレーニングが開催された午前中のセクションに参加。各ドリルの合間には競技を越えてコミュニケーションを交わし、ペアで行われた各種のドリルではバスケットボール選手とも共に汗を流した。 実際のトレーニングを終えての感想をこう語る。 「基本的な練習こそすごく大事だと改めて思いました。普段チームではサーキットやランメニューを多く取り入れていますが、押し合いでの体幹の使い方、ステップ系のメニューで次の動作への意識等、アメフトに必要な基本的な要素を改めて学ぶことができました」

◇「どんなトレーニングも全力で取り組み、楽しむ姿勢が参考になった」バスケット選手の取り組む姿勢に感動

参加したプロバスケットボール選手に聞くと、やはりフィジカルコンタクトの強さや、大きな体を俊敏に動かすアメフト選手に対しての驚きの声が多かった。逆に、アメフト選手にとっては、バスケットボール選手の動きの華麗さ、跳躍力、そして練習の合間に行われたシュートやドリブルの技能に目を奪われたアメフト選手もいた。そして、一番多かったのが、バスケットボール選手がトレーニングに挑む姿勢や、明るい振る舞いにも刺激を受けたという。これは、他の選手からも数多く聞かれた感想だった。 「股関節や肩甲骨を意識するトレーニングが多くあり、アメフトにも生かすことができると感じました。特にアースフレンズ東京Zの伊良部選手は楽しそうにトレーニングされていたので辛い練習のときは笑顔でやり切る、どんなトレーニングも楽しむ姿勢はすごく刺激を受け、私たちも見習わなければいけないところだと思いました。」 国内トップリーグであるが、X.LEAGUEはプロではなく実業団とクラブチームが併存する社会人リーグである。リーグ理念にも、「より良き社会への貢献のために”―フットボールを通じたエクセレンスな社会人の輩出と、スポーツとビジネスを両立したマルチプル なヒーローの輩出による新しい夢の創造」とあり、“社会人トップ・スポーツ・リーグ”を標榜している。そんな中、社業と並行して競技生活を送る選手は、トレーニング時間が制限される。それでも、ポジションは問わず、アメフト選手のパワーやコンタクトの強さは新鮮だった。競技の特性や、重点的な強化項目が異なるとはいえ、その卓越性はバスケット選手には刺激となった 。 対して、アメフト選手にとっては、プロリーグという厳しい世界で生存競争に挑むバスケット選手の姿が刺激になったようだ。トレーニングに全力で打ち込む姿勢や、ガッツやが大変参考になったと参加選手の多くが口を揃えた。「アメフトの選手のパワーを」という事務局にとっても、ポジティブな驚きであった。両選手の感想は、「アメフトの選手のパワーをバスケ選手に体感して欲しい」という想いで声を掛けた主催者の井上涼上馬にとっても、ポジティブな驚きであったようだ 「長年の構想が実現し、とても嬉しいです。関係者の方の協力と理解、意欲的に参加してくれたBULLSフットボールクラブの選手に感謝しています。両チーム選手にとって刺激になった様子を感じる事が出来ました。連絡先を交換している選手同士もいたので、交流が進めば嬉しい。実は、今後も、今まで誰もやった事のない仕掛けを考えています。今回の件で、その思いがさらに強くなりました。今後に向けてワクワクしています。」 B.LEAGUEは9月後半より、X/LEAGUEは8月後半より開幕する。両チームの選手が、普段のトレーニング環境とは異なる”非日常”の経験で得たそれぞれの刺激を糧に、2017年シーズンも充実した 競技生活を送って頂くのが、TTC事務局の願いである。

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