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2014年6月

プロ選手合同トレーニングキャンプ レポート

【プロ選手合同トレーニングキャンプレポート】

 

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6/21・21の土日を利用して、玉川大学内のトレーニングルーム、体育館にて
Tamagawa Training Camp 2014 supproted by UPSETが開催されました。株式
会社PHYSIOFLEXの代表取締役である井上亮馬氏の渾身の企画です。


NBL、bjの国内トップ両リーグから、また、新設された3×3 PREMIREリーグ
や、3×3日本代表経験のある選手など、様々なプレイグラウンドから多彩な
顔ぶれが集まりました。


選手の中には、既に2014-15年シーズンの所属チームが決まっている選手や、
契約交渉中の選手、チームと練習生契約を交わしており、プロの舞台を目指す
選手、元トップリーグ選手でもう一度トップリーグに返り咲きをしたい選手な
どもおり、リーグだけではなく立場や状況もそれぞれです。当たり前のことで
すが、一人一人、置かれている状況が異なります。それでも共通するのはアス
リートの持つ、自己成長への強いモチベーションであったと推察します。

また、関東近郊だけではなく、東北、四国、九州からも選手が集まったのも印
象的でした。初日の集合は8:30に小田急線の玉川学園前駅。集合時間の15分前
には筋肉隆々の大男たちが改札近くのベンチに集まり、再会を楽しみ、談笑する
姿は圧巻でした。

 


■初日の模様

 

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初日となった、21日は、bjリーグ 琉球ゴールデンキングスで5年間に渡りストレング
ストレーナーとして活躍された大城英稔氏(CSCS)とバスケットボール選手の傷害ケア
のスペシャリスト島袋彩乃氏(柔道整復師)とストレングストレーニングのセッション
を実施。

 

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休憩中は、本プロジェクトの協賛でもある「まなぶ鍼灸治療院」院長の樋口氏の治療な
どでカラダのケアも行い、午後のセッションへ備えます。


休憩を挟み、午後からは引き続き、大城氏のフロアコンディショニングを実施。

「この時間は、選手の頭とカラダの協調性を高めるためのプログラムを行いました。選手
が頭でイメージする動きを実際のプレイの動きへ移行するためのものやバスケットボール
動作に有効な最大パワーの生み出し方、ペイントエリア内で数名の選手が「なんでもあり」
の状況下でシュートを決める、というメンタルの強さ・当たり負けしない強さを身につけ
るためのドリルなどを行いました。

選手の様子としては、結構難易度の高いこともあったので、バスケットと違って上手く出来
ないことにモヤモヤしている選手もいました。ただ、やはり彼らはアスリートなので適応が
とてもうまかったです。大城氏の見本を見て、すぐ再現できるプロ選手もいました。そこは
もともと備わった才能だと思います。スポーツ選手に欠かせない能力「コピー能力」ですね」
(井上氏談)

 

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その後、プロ対大学生のピックアップゲームが実施され、大学生とプロ選手が対峙します。

 

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■2日目の模様

 

元安コーチによる指導

 

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2日目の予定はスキルトレーニングとピックアップゲームとなります。午前のスキルトレーニ
ングでは玉川学園の高校生チームとプロ選手が合同で元安陽一コーチから指導を受けました。


プロの現場で実際に行われている練習を、プロ選手も同じコートで実施する中で高校生も体
験。高等部のバスケットボール部の選手には高校からバスケットを始めた選手もいるようで
す。この前日にも、高校生は元安コーチによる指導を受けています。

 


バイオメカニクス、運動生理学や、コーチング科学を早稲田大学、同大学院で学び、様々なア
プローチからバスケットボールを探求されている博識な若手コーチです。bjリーグのコーチ時
代より、様々なクリニックを担当し、先日には日本バスケットボール選手会のスキルワークア
ウトのセッションも担当されました。元安コーチは、クリニックやワークアウトでプログラム
を作成するときには「何を選手に伝えたいか、身に付けてもらいたいか」を重視して内容を構
築されています。

 

この最近では一貫して「身体感覚を高めること」と「空間認知を正確に行うこと」に取り組ま
れている。勿論、プロにはプロのレベルで。小学生には小学生のレベルでの内容もコントロール
します。現在、国内でも普及しているコーディネーショントレーニングに近い概念を持つようで
すが、元安コーチの中では、少し違った角度からアプローチをし、たとえば、シュートの練習を
していないのにシュートが上手くなるような、パス練習のように見えて、実はシュートにもドリ
ブルにも繋がるようなプログラムの探求にも取り組まれています。

バスケットボールを通じて様々な能力を開発する事で、バスケット選手がセカンドキャリアとし
て別のスポーツでも活躍できるような事もイメージされているようです。

バスケットボールのスキルアップだけではなく、身体の根本的な感覚を研ぎ澄ますトレーニング
を2日連続で行うだけではなく、同じコートでプロ選手が同じように難易度の高いトレーニングに
取り組んでいる姿を視覚で捉えて、息吹を感じ、自分も負けじとトレーニングに取り組む。プロ
のバスケットボール選手を目指している選手だけではなく、別の道を志している中でバスケット
ボールに取り組んでいる選手、まだ将来の進む方向性が決まっていない選手にも、今後の人生の
刺激となる空間になったのではと思います。

 

大学生とプロ選手のピックアップゲーム


スキルトレーニング後、前日に引き続いて玉川大学の男子バスケットボール部の選手も合流。こ
の日もプロ選手とのピックアップゲームに取り組みました。

 

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「大学生メンバーは昨年とさほど変更はなく、今回はプロを食ってやろうという気迫も感じられ
ました。オフでコンディションがまだ万全とはほど遠いとはいえ、プロにガンガン挑む姿は見て
いる僕も興奮しました。が、やはり最後はプロが底力を見せてくれました。

ある選手の言葉にもありましたが、昨年は「プロを食ってやる」というような向かってくる気
持ちがあまり感じられなかったと。学生はプロ選手に怪我をさせてはいけないという気持ちも
あったのかもしれません。今回の企画でも大変お世話になった玉川大学の林監督にも、その旨を
伝えました。プロ選手としては、もっと挑んで欲しいという事も選手から伺いました。今回、プ
ロ対大学生のゲームでは、プロ2チーム、学生2チームでピックアップゲームを行いましたが、初
日は午前中のトレーニングの影響などでコンディションが上がってこないプロ選手がおされる場
面が少なからずあり、玉川大学のビックプレイにはコートサイドから歓声が起こる事も。


昨年とは異なり、完全に勝ちにきている気持ちを感じました。その際、元安コーチからもプロ選
手に対して

『万が一学生に負けるようなことがあったら、今日この試合をSNSなどで広められるぞ。プロに
勝った、と。みんなは『プロ』なんだから、オフシーズンでコンディションが云々、午前のト
レーニングの疲労云々言い訳をせずに学生を圧倒しなければダメだ!と。』

と厳しい言葉も有り、選手を鼓舞。そのおかげもあってか、当日に集まってメンバーを組んだ
チームと言う事情があるにせよ、2日目の試合では学生を圧倒する形のゲームになり、プロの貫
録を見せたというところでしょう。厳しい競争を勝ち抜き、ピラミッドの頂点に辿り着いたプロ
選手の底力を感じました」

 

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■活動の背景

 

本イベントは、株式会社PHYSIOFLEXの代表取締役である井上亮馬氏の長年に渡る構想が具現化さ
れた企画です。また、理念に賛同する各分野のプロフェッショナルが結集する事で実現しました。


また、会場となった玉川大学でも、プロ選手が切磋琢磨できる環境を整備する事と同時に、同学
園の大学生選手、高校生選手に「プロ選手の取り組みを体感できる」機会を創出する事での学び
の機会を作ろうとする意思を感じました。

 

余談ですが、バスケットの普及に情熱を注ぐ各地のコーチも東京都町田市にある玉川大学に集結
し、参加コーチ、及び、選手らとコミュニケーションを取る姿も見て取れたようです。

 

国内リーグの統一問題や、国際バスケットボール連盟からの注意勧告など、バスケットボールを
取り巻く話題には厳しい話題が続きますが、草の根の良好なコミュニケーションが成長速度を
加速させる下地の一つであると考えています。選手だけではなく、見学者の方にとっても有意義
な時間となっていれば、主催関係者一同、喜びの限りです。

 

幼稚園から大学まで幅広い学生を抱える玉川学園、体育館の目の前のグラウンドでも青々とした
人工芝でサッカーの練習に励む小学生の選手がいました。玉川学園では、運動会などで全てのカ
テゴリーが一同に介する催しもあるようです。緑豊かな学園の日常の中に、豊かな人間関係が構
築され、豊かな人間性が育まれているであろう事を感じました。

このような背景もあり、通常の学生よりも、幅広い世代との交流をする機会は多いのかもしれま
せんが、歩んできた道や、バスケットボールと言う一つの競技を通じて、選手、トレーナー、メーカ
ー、ディレクターが集まり、異分野同士で交流をする事が、高校生や大学生のお役にたてるので
あれば嬉しい限りです。一メーカーの人間として、このような素敵なプロジェクトに協賛と言う
形で関わらせて頂けたご縁にも改めて感謝申し上げます。是非、全国でバスケット振興に情熱を
注がれている方がいらっしゃいましたら、今回のような形も一例として、是非、ご参考にして下
さい。是非、企画を実施する際には、弊社までご一報を宜しくお願い致します(笑)。

担当
株式会社UPSET
営業部 片岡
kataoka@upset-emg.com

 

また、今回、イベントを実施するに当たり、人や物が動けば、それだけ費用が掛かる
のは世の常です。イベント実施費用の一部について、神奈川県川崎市にある「まなぶ
鍼灸整骨院」の樋口睦院長がスポンサードして下さり、参加選手については無料でト
レーニングキャンプの受講が可能となりました。(樋口氏ご自身もバスケットボール
選手で)バスケットへも造詣が深い治療家様です。是非、ご活用ください。

 

http://manabu-vital.com/

 


今年で第2回となった合同トレーニングキャンプ。今後は、bjリーグ、NBLのプロリーグを目指して
トライアウトを受験する選手向けのトレーニングキャンプも企画準備中です。それも、トライアウ
トの直前に付け焼刃的にトレーニング指導をするのではなく、半年~1年前の段階からプロレベル
に到達する為の必要なトレーニングや身体能力を実感できるようなプロジェクトです(こちらは有
料開催と予定しています)。

 

是非、こちらの活動も合わせてご注目下さい。

 

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TTC 2014 supported by UPSET

参加選手一覧(所属は12-13年。略称)


福田幹也 (富山グラウジーズ)
菅原洋介 大阪エヴェッサ)
早川大司 (大分ヒートデビルズ)
及川啓史 (11-12年 D-RISE)
石井講祐 (千葉JETS)
伊藤拓郎 (東京サンレーヴス)
佐藤優樹マクファーレン (東京サンレーヴス)
武井修志 (海外リーグなど多数)
一色翔太 (千葉JETS)
原穀人  (青森ワッツ)
小林大起 (新潟アルビレックBB)
翁長明弘 (つくばロボッツ)
池田千尋(平塚Connections)
津川隆治 (東京オーシャンズ)
松岡錬  (高松ファイブアローズ練習生)


(順不同)

 

サポートスタッフ

元安陽一 スキル指導(13-14 東京サンレーヴスAC)
大城英稔 ストレングスコーチ
島袋彩乃 柔道整復師
五十嵐清  鍼灸あマ指師
知念穣   ストレングスコーチ


主催:株式会社 PHYSIOFLEX
代表取締役 井上亮馬


協賛:
玉川大学バスケットボール部
株式会社UPSET
まなぶ鍼灸整骨院
ELITE Basketball Club(株式会社PHYSIOFLEXにて
事業予定のジュニア対象バスケットボールスクール)
大塚製薬

 

米軍横田基地にてコーチングセミナーを開催しました。

【WBSAコーチングセミナー実施】

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6/21(土)、東京都福生市にある米軍横田基地内のセミナールームにて、WSBA
(World Star basketball Academy)のHCであるMark Burton氏によるコーチン
グセミナーが開催されました。

 

今回の企画は、2014年6月末をもって、日本を離れて、米軍基地内の仕事でユタへの
異動が決まっている為、日本滞在中に、一人でも多くのコーチに自身のコーチング哲
学を伝える事、そして、その上で、コミュニケーションを取る事を主たる目的として
います。

 

 

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■The Problem


ミニバスから高校生まで各カテゴリーの指導者、コーチングを勉強する大学院の
学生や、バスケットボールの指導を生業とされているプロコーチら、多種多様な
コーチが集まりました。


講義のテーマは、「The Problem」・「The solution」・「The next level」。
問題提起、解決策の提案、そして日本バスケットが次のステージへ進むため、日米
の両面を知る立場からの提言が中心となりました。

一番の問題提起は日本人バスケットボール選手の「輪の外に出ようとしない精神性
(及び、そのような文化)」であると指摘。

チームの輪とは、日本人の誇るべき文化の一つである「和」であり、チーム全体の価
値観であり、集団での文化、ゲームの中での基本的なルールを指します。

勿論、集団で行う競技なので、基本的なルール、規則を守る事は求められますが、集
団の規則やルールを守っていれば、それでいいのかというと、それでは足りません。組
織の中で自分の個性を発揮する必要もありますし、高い目標を掲げるのであれば、リス
クを冒してでも自分の意見を主張する、輪から逸脱する行動を取る事が求められます。

もっと単純に言えば、チームで共通のドリルをやっている際に「断トツに上手くなって
やろう!」という野心や「(教わっている基礎スキルを応用して)誰も出来ないような
プレイをやってみよう!」という考えを持ち、「新しいスキル」「組織から逸脱した存
在になる事」に挑戦する選手が少ないとの指摘がありました。

 

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■これでは、誰も芸術家になれない

そして、これには、多くの場合、指導者の側に問題があるのでは、と、Mark氏の熱弁は続
きます。輪から逸脱したアクションは、それが成功した先に、非常に素晴らしい成長が存
在していたとしても、時として、既存のチームの和を乱す行為にも繋がる。

一般的には、チームの輪から出ようとすると、「規律やルールの重要性」を説き、輪の中
に戻そうとするコーチングが多い。チームを運営するには、部活動と言う日本特有のバス
ケットボール競技環境の中にあり、日本のコーチには、様々なプレッシャーや外的な要因
が存在している事も理解しているつもりである。

規律を学び、創造性よりも確実性を重視したプレイの積み重ねで学ぶ事もあるのだろうけ
ど、確信を持って言える事として、「これでは、誰も芸術家にはなれない」と警鐘を鳴ら
します。日本のバスケットボールを数多く見てきて、レベルの高いチームに出会う事も多
かったけど、「まるで、クッキーメーカーのように」同じスタイル、同じスキルが多かった
事も違和感の一つであるようです。

 

米国では、勿論、基本的な原理原則を遵守した上で「いかに輪から突き抜けた存在になれるか」
をテーマに選手は考えを巡らし、コーチも、突き抜けた選手を育成する事に主眼を置くケース
が多いと言います。少なくとも、Mark氏自身は、突き抜けた選手を育て、その選手が、チーム
の輪を引き上げるようなコーチングが理想形の一つだと語ります。輪から逸脱する選手が持つ
デメリットや混乱も受け入れつつ、それを許容する事で、組織の器、そのものを大きくしよう
とする指導哲学です。(下図参照)

 

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■NBA選手になれなかった時の準備

 

また、「大きな夢を持つ選手」へのコーチとしての接し方についても一つの考え方を提示してく
れました。NBA選手になりたいと夢を掲げる選手がいたとする。例えば、Mark氏の御子息(15歳)
もその一人で、毎日、個人ワークアウトの練習を、Mark氏の指導の下で行っているようです。
その夢に対して必要と思われる練習ドリルや、専門のトレーナーとのトレーニングセッションを
設ける事と同時に、夢が叶わなかった時の為に必要となる学業や知識、選択肢についても十分に
本人と話をしたうえで、NBA挑戦への夢を全力でサポートされています。

 

これは一例ですが、場合によっては、大きな夢を掲げた場合、その実現可能性の低さと、夢を追う
事のリスクを危惧するあまり、本人に、よりよい選択をしてもらいたいという大人の配慮から
「挑戦する事を諦めるよう」に諭すケースもあるのではないでしょうか。このテーマの可否につ
いて、どちらが正しいかについては議論が尽きず、永久に答えが出ないテーマかもしれませんが、
Mark氏の方針は一つの回答にも成り得ると感じました。

また、他の参加者の中でも、腑に落ちるような表情をした方が多かったのも印象的です。

 


上記のレポートは、勿論、講義の全ての内容ではなく、あくまでも一部でしかありませんが、日米
の両面を知り、日本の選手へ幅広い選択肢を与えようと考えるMark氏らしい講義となりました。


■エキシビジョンマッチ


講義終了後には、エキシビジョンマッチとして、Mark氏がコーチを務める「横田ウォーリアーズ」
と埼玉県クラブ連盟に所属する「宮城クラブ」によるエキシビジョンマッチも開催。この2日後に
Mark氏は日本を旅立つ事が決まっている事もあってか、コートサイドには大勢の関係者が集い、両
者の試合を観戦されていました。日本のバスケットを体現するような宮城クラブの運動量豊富な
バスケットに対し、強靭な肉体と高さを武器に襲い掛かる横田ウォーリアーズ。両者の長所や、違いが
如実に現れ、とても白熱した試合となりました。

コートサイドの歓声には、これまで、様々なバスケットボールクリニックのオーガナイザーや、チーム
のHC、日米の若い選手のパーソナルトレーナーとして日本国内でも様々なジャンルやカテゴリーを通じて
バスケットボール振興に尽力されてきたMark氏の歴史が垣間見える瞬間となりました。


今後、ユタへ異動後、どのようなホームステイプログラムがあるのか、バスケットボールキャンプ
へ参加する機会があるのか、高校/大学への留学サポートなど、WSBAの事業が具体化されていきます。

日本、そして米国の子供を中心に、一つでも多く成長や国際交流の機会の提供する事や、日本の
野心溢れる選手が海外挑戦を志す際に、米国挑戦への選択肢の一つになろうと活動されている
WSBAの活動にご注目下さい。

http://wsbacademy.wix.com/official

 

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米軍横田基地 トライアウト開催レポート

【米軍横田基地トライアウト開催レポート】

 

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2014年6月8日、東京都福生市米軍横田基地内の体育館にてWSBA主催のトライアウト
が開催されました。神奈川県、東京都、埼玉県と近隣地域を中心に12歳~19歳の
選手が集い、また、主催者であり、2020年東京五輪での日本代表入りとNBAチーム
入団をを目標に奮闘するMark Buron Jrら、米軍基地内の同世代の選手が参加。
総勢で選手15名近く、運営スタッフ、父兄や観戦者を含め、30人近いメンバーが集
いました。


冒頭、掛川氏より、米国への短期・中期のホームステイ、留学を考える選手に対して
バスケットボールスキル、人間的な資質を見極める為のトラオイアウトであるという
趣旨が伝えられました。本プロジェクトのトレーナーであるBijai Jones氏によるウ
ォーミングアップとトレーニング指導がなされ、Mark Burton氏による挨拶、バスケット
ボールの実技へと移ります。


Mark Burton氏の生い立ちなどは拙記事にてありますが、高校進学後のエピソードが
語られます。

この日のトライアウト参加者と同じ世代の話である。高校進学後、チームに入団する
為のトライアウトに落第。冬の試験での合格を決意し、猛練習に明け暮れる。コーチ
もトレーナーもいなく一人での挑戦であった。一心不乱にバスケットに打ち込むが、
冬の試験にも落第。それでも、彼を評価してくれたチームのメンバーの推薦により
チームへの入団を認められる。

血の滲み様な努力が報われた瞬間。心の底から湧きあがる喜びが訪れた。その後
も、紆余曲折がありながらも大学でもプレイするチャンスを得た。

そのような経験もあり、一生懸命に夢に向かって奮闘する若者のサポートをする事
を自分のミッションだと感じている事、もし、バスケットボールで叶えたい夢が
あるならば、それをサポートしたいと思っている旨が熱い口調で語られると、参
加選手の目つきや、その場の空気感も熱が帯びました。

具体的には、2014年7月以降にMark氏がユタへと異動となる為、ユタ周辺で開催される
バスケットボールキャンプに参加する際のホームステイや、米国の高校・大学へ留学
する為に住居の部分やコネクションの部分でのサポートがWSBAが提供できるプログラム
になります。

 

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■実技トライアウトへ


シュート、ハンドリング、パス、ディフェンス、ゲームと各項目ごとドリルが実施
され、それぞれの項目でスタッフにより採点がなされます。また、バスケットボール
セッションでは、弊社片岡が通訳を担当しました。

シュートのドリルではボールミートの際の足の使い方(ボールミートの種類)、パス
を出すタイミングまで細かく指導。日本人選手の中にも、14歳という年齢ながら、長身
でシュートタッチに優れた選手もおり「あのサイズと技術で14歳か、、」とMarkも
驚きを隠せない様子でした。過去、MarkのコーディネートでNCAAのコーチが来日し、
日本人選手を対象にクリニックを行った経緯もあります。NCAAのコーチの来日動機には
Markの情熱に感化された事も有りますが、世界的にはバスケットボールの世界では
無名な国だからこそ、他のスカウトが目を付けないような逸材が眠っているのでは
という来日動機もあるようです。こちらも拙記事に記載がありますが、その事を
思い出しました。U15のアジア大会でもアジアで上位の戦績を残し、世界選手権の
への出場も決めています。差が出てくるのは、16歳以降、18歳以降とも言われますが、
15歳以下の選手の日々の指導されている、おそらく、ほとんど多くの方が、ボラン
ティアに近い形(中学校の顧問を含む)で指導されている方々の熱意を感じる瞬間
でした。


ところが、米国式の練習を重ねている基地内の選手との差が出てくるのはここからです。
等間隔に置かれたコーンを使ってレッグスルーやバックビハインドをハイスピードで
行うドリルでは、非常に高いレベルで行うデモンストレーションの基地内選手に比べ、
日本人選手では慣れの無さよりミスが目立ち始めます。youtube等でコーンを活用した
ドリルは数多く公開されており、ご存知のコーチも多いと思いますが、まだまだ日本
ではドリブル、ハンドリングの練習量の不足を感じました。
(具体的に、このドリルがゲームでどのように生きていくのかは日本人選手対基地内の
選手でのゲームで如実に表れてきます。後述)

 

次々とドリルが消化され、最後にピックアップゲームが実施されました。日本人
選手の走力や、シュート力、基礎技術を生かして見事なゴールが生まれる瞬間
には見学にいらしていた米国軍人からも歓声が上がりましたが、ハーフコートで
仕掛ける力が圧倒的に不足していました。

また、トライアウトの中でのゲームという文化への不慣れさもあるのでしょう。
自らを表現するべき場であるのですが、なかなか自分から仕掛ける選手が少ない
という状況が続きました。

 

※この部分については、海外リーグなどへの挑戦が豊富な稲垣敦選手がブログで記述。


稲垣敦さん「小さな巨人」より引用

レベルの差

若い選手を対象としたNIKEのアジアキャンプにスタッフとして
参加した際のレポート


レベルの差 -1-
http://ameblo.jp/ina13/entry-11556215688.html
レベルの差 -2-
http://ameblo.jp/ina13/entry-11556879192.html#main


 

キャンプを通じて感じたのは単純にレベルの差。
中国人のメンタルの強さと各国の子たちのフィジカルの強さ、技術は思っていたより
全然高く、正直断トツで日本のレベルが低かった。。。。


初日はみんなの実力をみて均等にチーム分けをするためにゲーム。
自分の実力を証明するために全くパスを出さない中国人をみてやっぱり(笑)とは思い
ましたが、自分勝手な反面しっかりフィニッシュまで持っていけるシーンがほとんど。
チームとして機能はしないけど、個人としての実力はみんなどんどん証明していきま
した。


他の国の子もフィジカルがとても強く基礎技術も高い、自分勝手なプレーは中国人ほ
ど多くはないけど、それでも彼らの十分なアピール、レベルの高いパフォーマンスは
見れました。


しかし日本の子たちはパスをしない他国の選手達に困惑、どうやって海外の選手とプ
レーするというコミュニケーションも取れず、自分を出せないままという状態でした。


そこで気持ちの弱さが見えてしまっただけでなく、自分1人で状況を打開するという
個人技術の低さが見えました。もちろん彼らも日本のトップの高校生で上手さもあり
通用する部分もあったけど、他国に比べてしまったら、ちょっと運動神経のいい選手
という印象が強かったです。

個人技術、基礎、フィジカル、どれをとっても初日で既にレベルの差を感じるしかあ
りませんでした。


昼食時に
「あいつらパスしねぇよな」「あれじゃ何も出来ねぇじゃん」
という不満も出ていましたが、ちょっと僕がイラっとしてしまったので、どうやってこ
ういう状況でプレーするべきかをアドバイスも含めて少し注意しました。

自分をアピールするのは当たり前で、それで結果を残しているのなら何より。パスが来
ないのは認められてないから、少ないパスが来たときに結果を出せてないから。プロの
キャンプやトライアウトではパスなんて本当に来ない。

アジア各国だけでなく、NBAのコーチ、スカウトが来てるキャンプ、自分の実力が圧倒的
だと証明すれば2年後にNBAでプレーすることも可能。Division 1の大学に行くことも出来
る。そういった環境にいることをわかっていなかったし、他国の子たちに比べてそういった
覚悟が足りないな、というのも感じました。

 

・・・・・・・・

 

■もっと積極的に仕掛けよう!

途中、コーチから日本人選手を集めて、トライアウトである旨、積極的にオフェンスもディフェンスも
勇気をもって仕掛ける事の重要性を諭され、続くゲームでは積極的にトライする姿が見られました。
随所に素晴らしいスキルを駆使したプレイも見られましたが、厳しい見方をすれば、次は気持ちに技術が
追いついてきません。日頃、自分よりも大きくて強い選手を相手に積極的に仕掛ける習慣が乏しい
事も影響してか、ミスが続いてしまいます(もちろん、この場では、それは奨励すべきミスであるのですが)。

チームとしての活動以外に、世代を超えた対戦機会、時に、強引すぎるほどに自ら仕掛けて得点をする
スキルの重要性を痛感させられました。日本人選手とは対象的に、前述のMark Jrを中心にバリエーション
豊富なスキルからゴールへアタックするプレイが光りました。コーンを使ったドリブルドリルと同じような
シチュエーションで仕掛けてディフェンスを置き去りにするケースも数多く見られました。


ですが、そこは若い選手。自らの成長に対して貪欲です。予定の試合時間のゲーム本数が終わっても、選手の
興奮は冷めやりません。1本、また1本とゲームが終わっても、「まだやりたいか?」というコーチの声に、全
員がYESと頷き、体育館使用時間が許すまでピックアップゲームが開催されました。

普段、なかなか経験する事のないスタイルのバスケットボールから、多くの事を学んでくれたことを強く
願います。

 

   

 

■面談へ

 

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体育館での実技終了後、基地内のフードコートに移動し、ピザやタコベル(日本人にもファンが多い
ファーストフード。日本では本格的に事業展開していない)で食事をとりながら、順番に今後のバスケット
キャリアや人生の夢・目標についての面談が行われました。

日本人、アジア人の可能性を証明する為にNBAを目指し、毎朝5時30からトレーニングをし、学校の部活動
以外にも社会人に混ざってバスケットボールスキルを磨いている、某県ジュニアオールスターの選手や、
コーチである父親にバスケットボールを教わり、親子鷹で奮闘する選手。ストリートバスケットボールで
活躍する兄弟を持ち、参加者の中でも一番のハッスルプレイヤーを見せた選手など、それぞれの選手の
夢や希望を伺い、具体的にホームステイなどでの渡米の可否について、一人一人、慎重にコミュニケーション
が取られました。未来に向かって真っすぐや夢や野心を持ち、それに向けて、最大限の努力を積み重ねている
選手のすがたには胸を打たれるケースも多く、スタッフの一人として、胸が熱くなる想いを何度も感じました。

WSBAのプログラムが、彼らの夢のサポートをする選択肢の一つになれるよう、弊社の立場からも最大限、
智恵を振り絞り、新しい道筋を作れれば幸いです。


■コーチを対象に


今回のトライアウト開催に伴い、数多くのコーチより見学希望のご連絡を頂きました。基地への入場の
調整や、様々な状況により、参加選手の保護者、引率者以外はお断りさせて頂きました。ですが、6月末に
ユタへ異動するMark氏との、日本にいる間の接点を作る為の企画として、6/21(土)にコーチを対象と
したセミナーを開催します。

 

詳しい詳細は下記をご参照下さい。

 

マーク・バートン バスケットボールセミナー

 

World Star Basketball Academy主宰のマーク・バートンがコーチングや今後のWSBAの展開、
アスリートサポートについて、バスケットボールセミナーを開催します!

 

マーク・バートン
→紹介記事:GoldStanderdLabo
http://goldstandardlabo.com/2014/05/29/mark-burton/
http://goldstandardlabo.com/2014/06/02/mark-burton2/

 


トライアウトでは選手対象でしたが、見学やマークに会いたいとのお声を沢山頂き、
渡米前に緊急企画として開催致します。

 

対象:バスケットボール関係者全般

・コーチ、オーナー様
・選手を持つ保護者様
・プレス関係者様
・アイテム販売関係者様
・選手
・プロバスケ関係者
・トレーナー                             

 

【詳細】

■日程:6月21日(土)
■時間:13:00~14:30(集合12:30厳守)
■場所:米軍横田基地図書館内会議室
(集合場所に集まって頂いた上、移動となります。)

■集合場所:横田基地第二ゲート ビジターセンター前

※入場には一括申請が必要となる為、恐れ入りますが時間厳守となります。

 ■参加費:2500円(事前振込)

※お申込み頂いた後にご案内致します。
※入場できる人数に限りがございますので、予めお振込み頂いた方より予約
完了とさせて頂きます。


■定員:限定20名様
■入場の際の必要品
・有効期限内のパスポート
・住基ネットカード(写真付き)
・運転免許証
(本籍確認の為、登録更新時に設定したパスワード必須)

※上記いずれか一つが必要です。

 


都内より遠方となりますが、普段ご入場頂けない横田基地を敢えて会場とさせて頂きました。
様々な規制があり、ご面倒をお掛け致しますが、バスケット関係者様であればリトルアメリカ
ともいえる基地内の空気をお楽しみ頂けることと存じます。

 
アメリカと日本の架橋となるべく活動しているマーク・バートン、World Star BB Academy。
この機会に繋がって下さい。


申し込みはこちらより。
http://wsbacademy.wix.com/official#!seminar/c1vji


また、同日、敷地内の体育館にてエキシビジョンマッチが開催されます。


2014年6月21日(土)
横田基地内体育館

16時 体育館開場
17時 トスアップ

横田基地チーム対宮城クラブ


※宮城クラブ

埼玉県クラブ連盟所属。
2012年 埼玉県クラブ選手権準優勝、関東クラブ選手権出場、EIGHTLEAGUE優勝
2013年 埼玉県クラブ選手権4位
2014年 8月末 関東クラブ選抜大会出場(予定)

ディフェンス力とチームワークを生かしたフルコートディフェンスを武器として、
埼玉県クラブ選手権、関東クラブ選手権での優勝。全国クラブ選手権での上位
進出を目標として活動しているチーム。チーム名の由来は、関東近郊に上京して
きた宮城県出身の選手を中心に結成された為。


いわゆる、日本式なバスケットを追求しようと活動されているクラブチームである
宮城クラブと横田基地チームとの対戦となります。日米のバスケットスタイルの
違いが分かる一戦となります。

 

 

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合同トレーニングキャンプ主催者(井上亮馬氏)の想い

プロ選手を対象とした合同トレーニングキャンプ

TTC 2014 Supported by UPSET

 

井上2013.jpg


オフシーズンのプロ選手を対象として開催される合同トレーニングキャンプ。
イベンの協力機関でもある玉川大学をもじり「TTC 2014 Supported by UPSET」
(Tamagawa Training Camp 2014)として6/21・22日に玉川大学にて実施される。

 

参加選手には、下記選手が揃った。

一色翔太(NBL千葉JETS)
福田幹也(13-14 富山グラウジーズ)
及川啓史(12-13 D-RISE)
武井修志(海外リーグなど多数)
松岡錬(12-13 高松ファイブアローズ練習生)

他、bjリーグ所属選手 多数。
事前掲載可能選手のみ掲載。


参加スタッフ
元安陽一 スキル指導(13-14 東京サンレーヴスAC)
大城英稔 ストレングスコーチ
島袋彩乃 柔道整復師
五十嵐清 鍼灸あマ指師
加藤宏治 柔道整復師
知念穣 ストレングスコーチ


協賛 
玉川大学バスケットボール部 
株式会社UPSET (PR、プロジェクト準備、ウェア提供)
まなぶ鍼灸整骨院(院長:樋口睦)
(バスケットボール選手に特化した治療プログラムのご紹介
と実際の体験など)

 

今回、ありそうでなかった、このような合同トレーニングの主催者である
井上亮馬氏に、キャンプの開催意図や、これまでのバスケットボールとの
関わりを伺った。

 

井上さん.jpg

 

■合同トレーニングキャンプ開催へ

本プロジェクトはストレングストレーナーとして株式会社PHYSIOFLEXの代表取
締役である井上亮馬氏が主催者として開催されているが、着想は2011年の大震災
に端を発する。


「先の震災が影響しています。bjリーグにおいて震災で活動休止に追い込まれて
しまったチームがありました。

たまたまチーム関係者の方と震災直後のチーム活動についてお話をお聞きする機会
があり、選手の皆さんが試合はもちろんチーム練習することすら出来ていない、とい
う状況でした。

そこで何かお手伝い出来ることはないかと考えた結果、私が出来る事は『選手のト
レーニングを指導すること』でした。

チーム活動がいつ再開するかも分からない状況で、いつ再開してもすぐプレイできる
カラダを維持していることが大切だと感じたからです。」

 

当初、ボランティアでの指導やサポートを進めるうちに、自分自身にも学ぶ事が多い
と感じ、2013年に実施した合同トレーニングキャンプでも選手の参加費は無料で済む
ように舞台を整える。会場となる玉川大学と連携し、トレーニング施設やコンディショニ
ング用のコートの使用を支援して頂けるようになる。

同時に、同大学バスケットボール部(関東学生連盟3部リーグ所属)の選手とプロ選手が
同じコートで練習、ピックアップゲームでプロ選手のレベルを体感する機会を創出し、新
しい世代へプロ選手のフィジカルやスキルを体感できるように仕掛けがある。今回のキャン
プでは参加選手の顔写真付きのプロフィールをまとめた冊子も大学事務局にて制作。一つ
一つの出会いが、より今後にとって有益で濃くなるように工夫がされている。

それに伴い、「TTC 2014 Supported by UPSET」と名称も変更。支援を依頼するだけではな
い、プロバスケットボール選手が持つ「無形」の社会的な価値をフルに活用しようとマネジ
メントでも精力的に井上氏が動き、現在の形に至っている。

 

「前回のキャンプで、選手が得られるメリットもありますが、私達も多くのことが得
られたと思います。私達にとっても得られるものがあり、どちらにもWin-Winな事なの
で参加費は頂かない事となりました」

 

井上tamagawa.jpg

(福田幹也選手と大学生のピックアップゲームより)

 

■ストレングスの重要性


そもそも、井上氏にはプロのトレーナーとして働く中で、スポーツに励む選手の認識とで
様々なギャップを抱えていたようだ。一般的に、ストレングスとコンディショニングという
概念があまり浸透していない。特に、バスケットボール界においてはそれが顕著だと感じて
いる。

トレーナーといえばテーピングを巻き、アイシングバッグを作り、怪我をしてからの応急処
置やその後のリハビリをするメディカルの要素でイメージされることが多いが、実際にはそ
れだけはない。「ケガを未然に防ぐ」、「走る・跳ぶ・投げる・打つなどのパフォーマンス
を向上させる」、「フィジカルコンタクトに強いカラダを作る」という目的でストレングス
は実施されているが、多くの選手が、これまでに「なんとなく」やっていたトレーニングを
そのまま継続しているケースが多い。自身の知識を伝える事で、選手や、バスケットボール
の指導者に対してストレングストレーニングの正しい方法を広める事もトレーニングの目的
としている。

「オフシーズンの過ごし方としては、シーズンで溜まった疲労を回復させ、ほぼ同時進行で次
のシーズンへの準備に充てなければなりません。このキャンプでお伝えしたことを選手の皆さん
がしっかりマスターして、来シーズンのさらなる活躍のために活かして頂きたいです。」

と、プロ選手のさらなる活躍を願っている。

 


■プロを目指す選手へ


今回、bjリーグ、NBL、NBDL、及び、海外プロリーグなどに所属実績のある、またはそれに
準ずるレベルにある選手を募集対象としたが、これからプロを目指す選手に対しても
パフォーマンスアップに繋がるようなプロジェクトを考えているという。

多忙な仕事やマネジメント業務の為、自身もバスケットに取り組む時間は月に数度となってし
まっているが、そのような中で多くのバスケットボール競技者、及び、プロ選手を目指す競技
者と交流を持ってきた。また、沖縄出身という事も有り、琉球ゴールデンキングスのブースターで
もありbjリーグへの関心も高い。bjリーグの合同トライアウトを見学する中で、「もったいない」
と感じる選手に数多く出会ってきた。基本的な体力要素、フィジカル面がもう少し整備されていない
事がパフォーマンスを制限してしまっている選手も多い。

「日本のバスケットボール人口は多いです。小学校から大学までほぼ男女ともチームがあり、クラ
ブチームや実業団チームもあります。どの競技もプレイしている以上、プロを目指すのは自然なこ
とだと思います。トライアウトを受ける前にしっかりと「土台」を築いていないといけません。土
台が出来ていない選手には残念ながら長いシーズンを乗り越えることは難しいと思います。」

その為、「アマチュアのカラダからプロ向きのカラダに」というコンセプトで、今後、単発ではな
く、たとえば、合同トライアウトの半年前、1年前というスパンで目標に向かって取り組めるような
合同キャンプの開催も具体的なプランとして考え、準備を進めている。

 

■バスケットボールへの恩返し


オフシーズンの選手に対する合同トレーニングキャンプには「バスケットボールへの恩返し」という
井上氏の理念が込められている。情熱を持ち、バスケットボールの普及や環境整備に取り組んでいる
他の多くの方々と同じように、井上氏もバスケットボールと共に人生の時間を重ねてきた。


「私自身、バスケットボールをすることにより仲間ができ、彼らと一緒に泣いたり笑ったり、ときには
ケンカしたりと正直な感情を表現することができます。そしてバスケットボールは仕事にも繋がり、私
の人生において多くの時間を過ごしてきたものです。

バスケットボールを通して、人生そのものを楽しんでいます。

そのバスケットボールを楽しんでいる多くの方々に喜んでもらえる「何か」を作り上げていくことが僕
の楽しみにもなりました。今はそれがトレーニングキャンプという形ですが、今後はバスケットボール関
連のイベントなども考えていきます。

近い将来、まだ秘密ですが、バスケットボールが好きな方々のテンションが
上がるようなことを計画中です。」

 


■沖縄ならではのバスケットキャリア

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そんな井上氏であるが、バスケットボールの競技環境は少し珍しい。中学時代に友人に誘われて
バスケットボール部に入部する、、という所まではよく聞く話であるが、「部活動の楽しさ」が
分からずに数か月で退部。だが、バスケットボールそのものは楽しく、日曜日、誰もいない学校の
運動場でバスケットボールを続ける。


高校に進学しバスケット部に入部するも、部活動と言う活動に楽しさが見いだせずに退部。沖縄という
土地柄も影響してか、公園のフープを利用してバスケットボールを継続する。卒業後に進学をした
短大での出会いによってバスケットボールとの関係が深くなる。語学教育に力を入れている大学と言う
事もあり、バスケットボールチームにも外国人選手が在籍。その繋がりで米軍基地内のリーグにも参戦
し新しい文化を知る。

曰く「アメリカンバスケ」にドップリ浸かっていました」。

"Asian-Pacific Heritage Basketball League" という基地内のリーグ戦でも優勝を成し遂げる。この頃
からバスケットボールが趣味ではなく、生き甲斐へと変わっていく。4年制大学に編入後、地元の市町村の
選抜チームなどにも加入。全日本を経験した選手ともチームメイトになり、様々なスキルを学ぶ。米軍主
催の3on3トーナメント『OKI HOOP MANIA 2004』『OKI HOOP MANIA 2005』『 3 ON 3 TOURNAMENT MEN'S DI
VISION』などで優勝も経験。米軍人とマッチアップする機会も多かった事から「フィジカルあっての技術」
という考えを抱くようになり、その後の進路選択にも影響する。

 

井上写真2.png

(日本では珍しいバスケットボールマン型の優勝トロフィー。)


■トレーナーへ


大学を卒業した時期になると、今まで以上にバスケにこれからも関わっていきたいとの気持ちが強くなる。
「選手としては絶対上のレベルに上がれないことはわかっていた」と自己分析をし、トレーナーになる
事を決め、トレーナーの資格取得へ勉学に励む。資格取得後、幸運なことに沖縄バスケットボール界では
知らない人はいない、「安里幸男」先生の下で活動をする機会に恵まれ、様々な経験を重ねる。


現在は、株式会社PHYSIOFLEXを興し、代表取締役として職務に就いているが、前職は富裕層などが集う
高級志向のジムでのトレーナーとして奉職。フィットネス志向のダイエットの会員の健康に向き合う日々
を過ごし、医学的な問題を抱えている多くの会員に出会う。医療との関係を密接にしていこうと考えてい
る先に、ある医師との出会いがあり、起業。医療関係、スポーツ関係、そしてアカデミック事業と事業の
幅を拡げ、今回のようなチャリティー企画も、時間と労力は非常に掛かるものであるが、取り組めるよう
になった。

その中、現在、取り組んでいる事業がELITEスクールというバスケットボールと外国語習得のアカデミー事
業である。学校の部活動以外から、NBAや海外リーグへの挑戦を目指せる環境作りを念頭に、現在は事業準備
に奔走している。

アカデミーには年代別(U12、U15・U18)と年代別にクラスに分かれており、若い世代では英語教育を重視し
たカリキュラムとなっている。U-12を対象とするKIDSクラスでは、海外挑戦への最初の障壁となる「英語での
コミュニケーション」の壁を少なくするため、英語を母国語とするコーチによるバスケットボール指導を
行う計画だ。


「スポーツ、とくにバスケは瞬間的な情報交換が必要とされます。監督やチームメイトが何を言っているのか
理解できない、ではおそらく試合にも出してもらえない、出たとしても勝敗を左右するワンプレーの時には
使われないでしょう。

これから世界を狙う若い世代には、バスケ技術・知識以外にも「英語コミュニケーション力」が必要になって
くることは間違いないはずです。」

 

「3年後にはYOUTHチームから海外に挑戦する選手を輩出したいです。もちろんKIDSチームからも中学や高校の全国
の舞台で大活躍する選手を育てていきたいです。ただ、バスケの枠に収まらず、どの方向に進んでも世界で通用
するような「タフな人間」になってくれると嬉しいです。」

 

自身の経験、そして、バスケットボールと共に育ってきたという想いから、バスケットボールへの恩返しの
気持ちは人一倍に強い。合同トレーニングキャンプ以外にも、バスケットの世界に新しい選択肢を創出しようと
奮闘される井上亮馬氏に、是非、今後ともご注目下さい。

 

井上okinawa22.jpg

 

井上okinawa.jpg

(沖縄でのクリニックの一コマ)

 

<参考>

 

ELITE Basketball Clubの概要

 

 

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ELITE Basketball Clubは2つのチームから構成される。

「ELITE Basketball Club "KIDS"(Under 12)」

15名限定
指導経験豊富な外国人コーチの元、練習は全て英語で行います。

バスケットボール技術や英語力の習得は大切ですが、それ以上に大切なこと「礼儀」、「スポーツマンシップ」、
「リーダーシップ」、「自主性」、「自律性」、「協調性」などを身に付けることを当クラブの目標とします。

身体面においても若いうちにもっと発達するコーディネーションの7つの能力「リズム能力」、「バランス能力」
、「連結能力」、「定位能力」、「反応能力」、「変換能力」、「識別能力」の早期獲得を目指します。

 


「ELITE Basketball Club "YOUTH"(Under 15 および Under 18)」
各12名限定

※このチームは英語での練習はございません。

元プロで活躍した選手・コーチの指導のもと、最高レベルの技術・知
識の習得を狙います。遠征(国内・海外)も不定期で行います。

 

株式会社PHYSIOFLEX
代表取締役 井上亮馬
inoue@physioflex.biz

 

(本記事について  文責  UPSET 片岡)

 

 

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