JASEN氏によるスキルクリニック開催レポート(2)

【JASEN氏によるスキルクリニック開催レポート②】

 

クリニックレポート第二弾。ドリルの一部についてはこちらの動画をご参照下さい。

 

 

実践に直結する基礎スキルの構築を!

 

 

午後の部では、埼玉県東部地区の栗橋北彩高校や宮代高校、及び、来夏か
ら大学バスケット部でのプレイを目指す選手を中心としたクリニックが開
催されました。

フロアの様子.jpg


午前中のドリルをベースに、障害物の設定やバリエーションを変えて、より
実践的な内容のメニューが提示されます。

高校生ともなると、ハンドリングやスキルフルなドリブルもお手の物で、見事
なパフォーマンスを見せる選手もいましたが、障害物との衝突を回避しながらの
ドリブルや、そこからのターゲットに対するワンハンドパスのドリルでは苦戦
する場面も見られました。

 

実践で使えるワンハンドパス

余談ですが、ターンオーバーのリスクから日本ではあまり推奨されないワンハンド
パスについて、数多くのドリルが用意されておりました。一例を挙げると、『バック
ビハインドドリブルをしている最中、マーカーコーンをペアの人間が投げ、それに命
中するようにワンハンドパスで素早く、強く、正確なパスを出す』というドリルがあ
ります。

 

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(右ドリブル、左ドリブル、クロスオーバー、レッグスルー、バックビハインドと組み合わせ、
コーチがマーカーコーンを投げた瞬間にワンハンドプッシュパス!)

(障害物のドリブルをクリアしてから、同様のコーンに命中させる複合ドリルもあります)
 

 

リスクも高いワンハンドパスですが、
「実際のゲームで決定的なアシストに繋がるのはワンハンドパスが多い」という
考え方に基づき、幼少の段階から、ワンハンドパスの確実性を高めるドリルを
用意し、訓練させ、両手でのチェストパスと同様のコントロールが出来るように
実践に繋がる基礎を身に付けさせるプログラムが存在します。

 


ドリルの最中、ドリブルからボールを片手で持ち、大きなモーションでターゲットに
向けてパスを出した選手には、すぐにJASEN氏から注意と指導がなされ、改善されました。

「ゲーム中、そんなに大きなモーションではノーマークがノーマークにならない。
だったら、両手で持ちかえればいいだろう?ドリブルをしながら視野を確保し、
即座にパスを出すから効果があるんだ」

などなど。

 

また、コーチ陣同士の座談会や意見交換会も数多く実施され、その輪の中に
JASEN氏が加わって実演と共に考え方の違いについて、討論会が実施されました。

 

ボールマンに対するディフェンス


これも一例ですが、抜かれる事のリスクよりも、ボールマンに対して徹底的に足元
に入ってスペースを消し、ボールマンの自由を奪おうとするディフェンス(写真
参照)に対して、どのようにスペースを作り、自らのシュートチャンスを作るのか、
味方のシュートチャンスを作るのかについて、白熱した議論が進みます。

 

とにかく相手の足元に入り、肘を上手く活用して相手の腰骨を抑えるディフェンス。
そして、それに対して、いかにゴールに正対し、視野を確保するか、スペースを作り
出す為の状況判断の考え方や具体的な方法、また、日本では馴染みの薄いドリブルを
していない手の使い方などについて語られました。

 

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(ボールマンに対するスペースの消し方。日米の違い)

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※FIBA(国際バスケット連盟におけるルール)とNBA、及び米国独立リーグにおける
細かく、微妙なルールや判断の違いについては予めご了承、ご注意下さい。

 


その他には、ポストアップをする際の身体の当て方や、ペイントエリアへのカットイン
をする際に考えるべき事、指標とすべきこと・・、盛り沢山の内容に、次から次へと
選手、コーチが集まってくる場面も多数。あっという間に所定の120分以上が経過して
も、どんどんと出てくる質問や熱心に取り組む選手、コーチをの姿を見て、体育館使用
時間の許す限りクリニックは続きました。

 

 

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(スペースを消してくるディフェンスに対しての対処法を実践指導)

 

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(ディフェンスを抜く際の「反対の手」の使い方の一例)

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(スキル指導で実績を挙げられている「バスケットの家庭教師」鈴木さんも参加し、コーチングを!)

 

日本人の素直さ、勤勉さは、大きな武器になる


クリニック終了時、JASEN氏による挨拶では

「日本人は本当に勤勉で、好奇心旺盛で伝え甲斐がある。他の国の選手に
クリニックをする機会も多いけど、日本の選手、コーチに伝えるのは本当
に楽しい。これは、リップサービスじゃないよ。本当に教えるのが楽しかった」

と語られ、越谷市でのプログラムが閉幕。

 

このクリニックを通じ、JASEN氏のバスケット指導に対するアプローチの一部をご紹介
させて頂きました。各コーチ、各チームで目標や目指すバスケットに違いがあるので
全ての練習がチーム強化に役立つとは限りません。ですが、バスケットボールの現象
を徹底的に分析し、、緻密なプログラムを構築し、選手へのコーチングに活かすという考え
の根本は、きっと、どのチームにもあてはまると僭越ながら感じました。 

 

 

、緻密なプログラムを構築し、選手へのコーチングに活かすという考えの根本
は、きっと、どのチームにもあてはまると僭越ながら感じました。、緻密なプログラムを構築し、選手へのコーチングに活かすという考えの根本
は、きっと、どのチームにもあてはまると僭越ながら感じました。 、緻密なプログラムを構築し、選手へのコーチングに活かすという考えの根本
は、きっと、どのチームにもあてはまると僭越ながら感じました。 、緻密なプログラムを構築し、選手へのコーチングに活かすという考えの根本
は、きっと、どのチームにもあてはまると僭越ながら感じました。 

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JASEN氏のアプローチ方法から何を学ぶか
 

クリニック終了後、先生方の間ではクロスオーバー機器を自作できないかどうかの
アイデア共有のMTGで大盛り上がりでした。JASEN氏の練習機器を模倣する事から始まり、
若年層の選手が楽しくバスケットの練習に励める機会が増える事、そして、いつか、世界
中のバスケットキッズが目を輝かしながら取り組めるバスケット練習機器のが日本から誕
生する事を期待したいです。

JASEN氏のアプローチだけが、日本人が世界へ挑戦する為の道筋であるかどうかは、今の
私には分かりませんが、これまでとは一味違った視点からのアプローチ法には、バスケット
ボールの強化と、そして遊びの延長戦上で、効率的な普及に対して大きな可能性を感じました。


また、従来の日本の育成環境には少ないとされる「個人の基礎技術を高める事を重要視
した」バスケットボール教室や育成クラブの誕生を願いますし、今回のようなリソースの提供を
含め、貢献できるように精進したい所存です。

是非、その際、バスケット教室のウェアにはUPSETをご活用下さい(笑)。

弊社HP内、問い合わせフォームよりお気軽にお問合せ下さい。


また、JASEN氏の指導するECBAへ実際に行き、現地で学ぶ研修ツアーについても
DREAM7.LLC内で企画されています。こちらよりご参照下さい。

2014年のコーチトルネードについて

http://dream7-japan.com/blog/2013/08/2014-c-tornadoes85tornadoes-jr.html 

 

・クロスオーバーキットの販売や問い合わせはこちらより
http://dream7-japan.com/cart/cart.cgi 

 

クリニック全般について,細かな質問も含め、お気軽にお問い合わせください。

担当:株式会社UPSET 片岡

kataoka@upset-emg.com

07050249827

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