UNITE-1 supported by UPSET  Warriorsについて

【UNITE-1 supported by UPSET Warriors】

 
UNITEリーグとは、沖縄県の日本人選手と外国籍選手のバスケットボールの真剣勝負を
通じた交流を目的として開催されているリーグ戦である。主に平日の夜、沖縄県内の体育
施設や米軍基地内のコートを活用して行われている。
 
2015年春にスタートした大会も、現在(2015年10月では第3回目のリーグ戦が終了。最上
位のカテゴリーであるUNITE-1だけではなく、2部、3部リーグまでを展開し、非常に幅広い
バスケットボールコミニティーが出来上がりつつある。
 
大会の運営は、同県内でバスケットボール大会を運営する1DAYバスケットボール事務局
が担い、関東を中心に大会運営を生業とするクリスタリア、及び、弊社が協力という形
で関与し、新しいバスケットボールコミニティの創出に取り組んでいる。
 
UNITE-1のseason1,season2とを連覇したWarriorsというチームと、日本人選手で結成
された1DAYチーム、リーグの象徴ともいえる、この2チーム。両者の、これまでの歩み
を2回に分けて紹介したい。互いの背景や活動のコンセプトを知る事が、トッププロでは
なく、地域のアマチュアクラブだとしても、新しいバスケットボール文化の構築に繋がれ
ば幸いである。
 
 
 
Warriors
 
 
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Warriorsとは?
 
 
沖縄県浦添市、那覇市、宜野湾市の境界に存在するキャンプ・キンザーで従事する軍人が
集まって発足したチーム。活動拠点の関係もあり、当初はKinser Warriorsという名称で活動
を開始していた。発足年は明らかになっていない。
 
 
仕事の都合でチームのメンバー構成が変更を余儀なくされるのは洋の東西を問わず同じようだ。
Kinser Warriorsでも、仕事の都合でチームの活動から離れる人が増え、チームの活動形式を
変更する必要性に迫られた。だが、チームの活動形式が変わるのも同じであれば、脈々と
仲間が集い、活動が継続していくのも同じである。キャンプ・キンザー以外の他基地からも
バスケット競技を愛する人間が集まり、活動が盛況となり、その時から、Kinserという文字を
外し、Warriorsという名称を名乗るようになる。
 
現在は、週に2回、Kinser基地の体育館内で練習を実施。主にピックアップゲームを行う中で、
個人スキルの向上と、試合に勝つ競争力を高める為、チームケムストリー向上に主眼を置き
練習を重ねている。
 
彼らの価値観は「ゲームに対して敬意を表する事」「そして、バスケットボールを正しい方法で
行う事」であるという。「近道はない」がコーチHigginsの哲学だ。キーワードは「Deffence create
Offence」。ディフェンスに対する強い哲学を持つ。事実、米国軍人を中心としたバスケットボール
チームを聞くと、フィジカルコンタクトの強さやサイズの優位性を生かしたバスケットボールを想像
する人間が多いと思うが、彼らの特徴は「日本人選手との対戦では味わえないような、ボールに対す
る執着心」であるというのは、UNITEリーグに参加する日本人選手が口を揃えていう言葉である。
 
オフェンスについては、インサイドを攻めてからアウトサイドを狙うというベーシックなスタイルを
標榜する。至ってシンプルなスタイルである。
 
 
これまでは、基地内の健康促進を担う事務局が大会を開催してくれ、それに参加していたが、年間の
試合数も限られている。
 
「UNITEリーグは本当に優れている。我々は、これまで、このような活動の場所を得る事が出来なかった」
 
と、中期的なリーグ戦を展開するリーグ戦への感動を語る。曰く、2015年6月に開幕したUNITEの前
に参加した対外試合は2015年1月に開催された大会だけだったようだ。リーグに対する賞賛や切望は、
監督だけではなく、選手も同様の気持ちだという。リーグを展開する事務局としては、嬉しい言葉で
ある。事実、2カ月スパンで展開される一つのリーグが終わると、すぐに次回のリーグ戦開催日を聞い
てくるようだ。
 
リーグの中で対戦する日本人チームについて。「良く走る事。そして、シュートを打つ事に特化した
バスケットボール」と語る。同時に、「あのような日本スタイルは好きだ」とも。
 
日本人チームは、Warriosに対抗するため、ゾーンを多用して守ろうと試みてきた。だが、「日本チーム
はゾーンを多用してきた。だが、我々のほうがサイズがあるため、どの位置からでもシュートを容易に打
つ事が出来た」と冷静な分析を見せる。日本人選手のさらなる奮起が待たれる。
 
 
印象に残っているので1DAYの23番ブランドン。何処からでもシュートを決める能力のある選手に対し、
彼を止める事に力を合わせて戦ったことが1DAY(日本人選手のチーム)に勝利した理由であるらしい。
 
現在、UNITEリーグには、沖縄県クラブチーム連盟内で抜群の戦績を誇るCheck Mateも参戦。1DAY
チームも、寄せ集めチームからの脱却を図り、優勝へ向けて奮闘を重ねている。打倒、Warriosが、
UNITEリーグの一つの合言葉となっている。
 
 
<コーチであるElonzo Higginson氏によるコメント>
 
The Warriors have been a team established by players which lived and worked on Kinser.  The original
name of the team was Kinser Warriors.  As Marines and Sailors departed from the original team the name
Kinser was removed as players came from other camps.
 
Now we go by Warriors.  Vision is to improve individual skill and develop team chemistry to compete and
win games. 
 
 Value is to honor the game and play it the right way.  No shortcuts. Style is defense create offense and
play inside out. B
 
When our local morale organization holds tourney we play.  UNITE HAS BEEN OUTSTANDING because
we haven't had a place to play.
 
  If it wasn't for this league our last tourney would have been January.  So I am grateful for UNITE AND MY
PLAYERS ARE TO.  The first season was good.  We were missing two teams at the time Rebound and
Outlawz.  We went undefeated and had a good time doing it. 
 
 Playing local Japanese players was fun because the team didn't do anything but run and shoot.  I like
that brand of basketball.  They also ran zone which was the first time I seen a local team use.  We were
too big and too talented for them on the outside.  We started to hit on all cylinders. 
 
 They played a great game.  Number 23 for 1Day was hitting shots from everywhere.  Each one of my
players wanted to cover him to stop him.  All in all it was a great first season.
 
 
(文責 UPSET片岡)

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